三鷹食堂日記帖

飯食い酒飲み自転車をこぐおやぢの日常。MT車大好き。

2004-12-01から1ヶ月間の記事一覧

クリスマスイブ

ラブホテルから帝国ホテルまで、カポーで埋め尽くされる「特異日」なんだそうな(笑) ま、皆さんがんばっておくんなはい。ついでに出生率も上がるといいね。 自分自身の過去ン10年を振り返るに、「ホテル」はもとより「デート」すらしたことが無い。仕事が終…

「お金に『正しさ』はあるのか」

けっこうおもしろい。ゲーテの「ファウスト」の隠れテーマは、悪魔の業としての「錬金術=紙幣の発行」だという。なるほどメフィストフェレスは資本主義者か。 シャイロック、遠山の金さん、ファウストときて、次は、マルクス、ベンヤミン、キルケゴール、金…

スラッシュ小説

食堂本体のほうで「欧米には女性向けポルノ雑誌も小説もあるが、『女性向けの男性同性愛小説』というねじれたジャンルがあるとは寡聞にして知らない」と書いた↓が、 http://www.ss.iij4u.or.jp/~mitaka/shokudo/shokudo20040629.htm そのようなジャンルが欧…

対中親近感37%で過去最低

http://www.sankei.co.jp/news/041218/sei043.htm 北京政府の「反日教育」は江沢民体制以来の国策。昨日今日に始まったことじゃない。その意味じゃ日本の世論が健全化したということだろう。健全な感覚の持ち主ならば、自分に対する悪口陰口を並べ立ててる相…

「珍品堂主人」追記

後、ググってみたら、原作が刊行された翌年の1960年に映画化されている。キャストは珍品堂:森繁久弥、蘭々女史:淡島千影。gooシネマのあらすじを読んだ限りじゃ、蘭々女をレズビアンとする原作とは違い、スポンサー九谷の妾という設定らしい。料亭を追放さ…

「珍品堂主人」

井伏鱒二の中編。文庫判で150ページほどのボリュームで一気に読んだ。おもしろかった。「学校の先生」からマニアが高じて骨董商となった「珍品堂主人」こと加納夏麿57歳を主人公とした小説。プロアマ取り混ぜ、いずれ劣らぬ曲者ぞろいの骨董仲間の間で本物や…

「なぜフェミニズムは没落したのか」

「上野千鶴子にケンカを売る」という帯の惹句につられて、つい読んでしまった。 上野に代表される「80年代フェミニズム」と、林真理子に代表される「フェミニズムのようなもの」を対立させ、前者は後者の支持が得られなかったから没落した、というのが著者・…

紅葉

暖冬とはいえ、さすがに師走も中旬になると少し寒くなってきた。紅葉がようやく赤くなった。 暦(新暦)では、春3月〜5月、夏6月〜8月、秋9月〜11月、冬12月〜2月と、なんとなく四季に3か月ずつ割り当てているが、それが実感からずれてきているのではないか…

古井本

書店を回遊して、東京堂書店で古井由吉の新刊2冊「野川」「ひととせの」を買う。1か月半ほど前に読みかけの「明けの赤馬」をどこかで無くして以来、古井読書が止まっている。どっか飲み屋のカウンターに置き忘れたのだと思う。K忠が怪しい。古書店で買い直…

イカ尽くし

夕食はスルメイカ刺身、イカトマトスパゲッティー、生ホウレンソウとベーコンとアスパラとトマトのサラダ。酒は白ワイン。 スルメイカは池袋東武地下の対面コーナーで4杯780円。2杯分の胴を刺身にし、そのゲソと丸ごと1杯をスパゲッティーに使う。刺身は糸造…

寿命今後20年で1000歳以上に?

なんとも胡散臭い「研究」だが、仮に実現したとする。千年も生きられたらおもしろかろうと思う反面、あんまり意味が無いようにも思う。「人生五十年」と言われてた時代の人間の一生と「八十年」時代の一生で、後者が1.6倍(当社比)豊かになったとは思えん。む…

「下妻物語」

ハマった! 悪趣味てんこ盛りのコントみたいなゲテモノ映画だろうと半ばバカにして観始めたのだが、メチャ出来がいいやん。絵もスタイリッシュでお洒落だし、アニメパートもクールだし。「アメリ」思い出した。この作品に限らず、この数年、日本映画の映像レ…

横田めぐみさんの遺骨

DNA鑑定で「偽物」と分かったそうだ。自称「夫」が持ち込んだブツであるにもかかわらず、だ。てめえの女房のお骨が別人で納得してる「夫」など有り得んだろう。国を挙げての詐術であることが暴露された。もしも日本が「普通の国」だったら、この時点で交…

岩月謙司教授「準強制わいせつ」容疑で逮捕

密室での男女のことだから「冤罪」可能性もゼロじゃない。が、今時点で官憲は「クロ」と踏んでいる、ということですな。 やたらたくさん出ているこのひとの本だが、2年ほど前に「なぜ、男は『女はバカ』と思ってしまうのか」(講談社α新書)一冊読んだきり、…

有人

ここ1年ほどでセルフばかりになったガソリンスタンドだが、出先で給油しようとしたら珍しく「有人」だった。「汚れてますね、撥水コート洗車がサービス料金ですが」というのでやってもらった。そしたら、断りもせずにボンネットを開けてあれこれチェックして…

12月の「夏日」

夜通し降り続いた強い雨が上がった明け方から日没まで、空の様子を眺めているだけで、異様なまでのスペクタクルを体感できた一日だった。真夏の空。車で移動中だったので写真には撮り損ねたが、午後には積乱雲まで立ったもんな。 http://www.sankei.co.jp/ne…

IBMパソコン部門売却!?

ThinkPad無しじゃケツも拭けなくなった俺はどうすれば? おまけに売却先として名前が上がっているの中国企業…。せめて東芝に売って欲しかった。 http://www.sankei.co.jp/news/041203/kei078.htm http://www.nytimes.com/2004/12/03/technology/03ibm.htm

「金沢」

これは、何と評すればよいのだろうか。美学小説? 吉田が偏愛した「金沢」を器にして、古今東西の美についての考察を盛り込んだ小説。 東京人である「内山」が、金沢の廃屋を入手するところから始まる。ひとが住まなくなって荒れ始めた雰囲気を残しつつ、ひ…

「平凡」

少し前に買った二葉亭四迷「平凡」を読む。平易な文章ですいすい読める。噺家のような文章。落語の速記本から言文一致体を編み出したという由来が良く分かる。 こどもの頃の甘ったれぶりは明治も平成も同じ。いや、平成のこどものほうが、生活面に余裕がある…

小便シャワー

3か月に一度半日休暇をとって渋谷の診療所に痛風検診に通っている。朝イチに採尿、採血し、数時間後に医師の診断を受ける。インターバルに映画の一本も観ようというところ。ところが今日は大ドジ。検尿カップを小便器の上に置いたら傾斜していて滑り落ち、…