2009-08-01から1ヶ月間の記事一覧
奈落へと向かふ道路にスプレーで「CHANGE」「変革」書き散らされて
半ば枯れしダリアの赤のより深く美老嬢らの口紅思ふ
音波式歯ブラシ使ひ一か月S歯科医へのリベンジ近し 「ちゃんと磨けてない」と言われ続けてはや幾年… ソニッケアで逆襲だ。
「清純派」存在せぬよ現実はあれこれやる派とやらない派だけ
教室の窓ふと思ひ出す晩夏ギリシヤの海は見えなかつたが
秋来ぬと実感せし時 スーツ着て営業するも不快無き時
全開の屋根より照らす太陽は既に萎えつつ八月のプール
夏休み終盤の子らの寂しさを思ひつつ疾く来たれ新学期 東京は、明日25日が始業式。 早いとこ学校…というか給食始まってほしい。お弁当作りは大変。
休日に自転車で本屋、公園に喫茶店と十代変はらず
本当に望むことつて何だらう?ふと立ち止まる五十路前にして
WWW端末の数それ以上飯食ひ糞ひる人間がゐる
ふるさとは遠くありたし少年期の苦き記憶をも愛せし故に
真つ先に自転車乗りぞ気づきたる あはれ今年の夏も去ぬめり
そこそこに高くて旨き焼き鳥屋 店主無愛想装ひて良し レバ1本250円とか、そのくらいの。
帰省せしごとに老いゆくふるさとは人も屋敷も庭木も町も じゃあ東京はどうかと言えば、程度の差はあれ年年歳歳年老いていくことには変わりなく、 この国はどこへ行くのか夕暮れに紅葉マークの隊列長く であるわけで。
「イカス」から「パネェ」まで若者言葉数あれど何故か国語壊れず
日常で「秒」を計測することのあるのだらうか自転車以外 カップ麺でも「分」だし。
梅雨までは湯で割り呑みし芋焼酎 熱帯夜なれば水で割り呑む
震度四にても目覚めぬ大阪人「阪神」の朝も寝坊せしとう 職場の同僚の単なる実話。
台風は天空の含嗽(うがひ)ケガレをば流し清める大地も都会(まち)も
北欧より帰りしこどもUボート見しこと詳しく熱く語りぬ ヘルシンキの博物館で見たとのこと。男子の魂に触れるものが何かあったらしい。 三鷹は、もう20年近く前、シカゴの博物館で見た。さらに中にも入った。名作キンタマ映画「Uボート」のシーンが脳内再…
窓開けて昼寝せし子ら永遠を夢見つつあり夏の一日 おやぢのほうは仕事ぢゃ、もちろん。
「たとえば愛」麗子様わが童貞の魂(たま)奪ひしは三十年前 倉本總脚本のTBSドラマ。三十路に入った頃だったんか。豊島たづみ歌う主題歌も忘れられない。
天も地も雨に覆はれ自転車はそれでも走る溶けはしないよ 池袋寄って帰宅途中、ぽつぽつと降り出す。行く手板橋方向は暗雲垂れこめ…というより地面から黒雲が立ち上ってるように見える。たちまちの雷雨。熱帯のスコールみたいに盛大に降る。久々の大雨走行だ…
酒呑むを長年続けふと思ふ飲まぬ頃いかに夜を過ごしたか
逡巡無く獣化せし者をヱヴァ愛しスペック無視のパワー発揮す 解説は省略。ちうかネタバレ。
人間は迷ふものにてその末の行動は遅しとしても尊し
いかに板橋と言へども立て看の「放火禁止」はいかがなものか そういや中板橋の資産家夫妻放火殺人事件も未だ解決せず。いかがなものか。
「未知の世界をソウゾウする」を「創造」と書き×(バツ)貰ひしは我が子なり 「デスノート」にハマってたせいかと思う。「新世界の神になる」とかさ。馬鹿。
ベランダより荒川花火観つつ呑むテレビで言へば十四インチ 会場までの距離は3kmくらい。こんくらいがちょうど良いです。