三鷹食堂日記帖

飯食い酒飲み自転車をこぐおやぢの日常。MT車大好き。

2015-01-01から1年間の記事一覧

師走短歌

業務仕果つ大掃除してゴミを出しおせちも作りオール師走で

師走短歌

局地的人は集まるアメ横やちょいと離れたコリア街にも

大掃除短歌

まず捨てる次に廃棄しさらに捨て要るも要らぬも考えず捨てる 「そのうち要るかも」は捨てるのが基本中の基本。

慰安婦短歌

一年もせぬうち蒸し返されること「解決」と称す茶番を笑ふ 進めなきゃまずいことがいくつかあって、それを進めるための「解決」であり、「10億円」は捨て金として安いのでしょうが、あまりに見え見えなのが、なんちゅうか、です。

中央線短歌

「あの頃」の町までチャリで一時間環八は我がタイムトンネル

高円寺短歌

すれ違ふ学生どもにあの頃の吾を幻視すあづま通りで

ナビダ短歌

大勝軒大盛十年ぶり食す今生最後の暴挙と記す

ノチェブエナ短歌

聖夜ともむろん性夜とも無縁にて白菜クリーム煮で温まる

スペイン語短歌

えるくんぷれあにょすでるえんぺらどーるではぽんは今日二十三日

冬至短歌

日没時刻すでに四分遅くして陽ははや既に来復せしや

晩飯短歌

上野産ハチノスを煮るトマ缶とセロリとさらに豆も加へて

東京駅短歌

鍛冶橋に駐輪し徒歩YBC八階イベント駅見下ろしつつ

MT短歌

ローに入れゆつくり繋ぎじんわりと走り出す今クルマが四肢で

お仕事短歌

年の瀬にプチ行き詰まり駄菓子菓子年さえ越せば何とかなるか、と

スペイン語短歌

ケティエンポアセ繰り返す日一日スペ語「第一外国語」となる

昼飯短歌

「月」餃子「火」餃子湯麺「水」湯麺半炒飯としりとり飯で

映画短歌

ドサ廻るセコハンアメ車フォークさんとことん渋き「加州人形」 すなわち「カリフォルニア・ドールズ」

晩飯短歌

クックドゥ愛用する日々週日は簡便こそが福音ゆゑに

自転車短歌

町走る「意匠」読みつつ一冊の馬鹿でかき本読み進む如く

晩飯短歌

ステーキはオージーが良し赤ワイン醤油ソースにバタが定番 「サーロイン」なら上等すぎる。スジがあったら包丁目入れて、常温(←これが重要)状態で塩胡椒。高温のフライパンで軽く焦げ目がつくくらいにさっと両面を焼いて、赤ワイン+醤油を投入。フライパ…

自転車短歌

南風アゲインストを切り返し都心を目指す金曜の朝

酒呑み短歌

サンマ開きカリカリに焼き日本酒は常温さらにキムチも刻み

昼飯短歌

丼にたつぷり湯麺はふはふとメガネ曇らせ洟垂らしつつ

人生論短歌

梅に梅桜に桜咲く時分逝きたし雨のあがるが如く 「死は一度梅には梅の花が咲き雨の降る日は天気が悪い 小島ゆかり」と「雨があがるようにしずかに死んでいこう 八木重吉」へのオマージュとして。

朝飯短歌

鍋翌朝雑炊とする出汁も具の滓も渾然堪能せしむ

生活短歌

昭和の家日々雑巾で水拭きし廊下の床の饐えし木の匂ひ

西荻短歌

「東京の京都」かも、と川があり寺あり古書店骨董屋街も

人生論短歌

充足は「もたらされる」ものぢやなくて自ら充ち足りるだけのこと

お仕事短歌

忙しい=有り難い基本「暇の怖さ」知らぬリーマンは度し難くて

まんが短歌

「この一コマ描くためまんが家になつた」なら存分に描けよ死ぬとも