三鷹食堂日記帖

飯食い酒飲み自転車をこぐおやぢの日常。MT車大好き。

スルーされる憲法

「9条」問題で分かるように、日本の憲法学者は全体として「ダメ」であり、議論する意味もない。そもそも日本以外で通用する人は一人もおらんでしょ。蛸壺の典型。

 で、現実の政治はとうの昔に「憲法学者無視」で動いているわけだが、これは実は日本人の大昔からのやり方。形骸化した古代国家の「律令」には手を付けず、武家の「法度」で現実の諸問題を処理してきた。それと同じこと。国民大多数がそれでいいなら、憲法改正などせずに、解釈運用でオケーオケー。つか「違憲? 何それ美味しいの?」くらいに軽んじて無問題。

 もちろん9条だけじゃない。眞子&小室カポーの結婚にいちゃもんをつけてる皆さんは、「婚姻は両性の合意のみに基づいて成立」と明記している憲法24条を無視してるわけだしさ。

我が番号

 マイナンバーに象徴される「デジタル政府」の実現が前途多難なのは、

1.縄張りと縦割りに凝り固まった各官庁の老害さんたち。

2.政府の弱体化を目論む反日野党。

3.反日野党に与してネガティブキャンペーンを展開するマスゴミ

4.マスゴミに洗脳されたパンピー

 のせい。どこをどう切っても「ダメ」しか出てこない。

 一番問題なのは「4.パンピー」かも。「マイナンバーで政府に管理されるのは嫌」というのは、なるほどご尤もだが、この際、訊ねてみたい。

 あんたはすでに「ナンバー」で管理されている。運転免許証のナンバーで警察に、国民健康保険のナンバーで区役所に、基礎年金ナンバーで日本年金機構に、パスポートナンバーで外務省に管理されている。それらは「嫌」じゃないのか?

 そもそも日本に居住する人間はすべて、日本人、外国人に限らず、住民基本台帳でキッチリ管理されている。日本国のマネジメントの基本。その台帳に基づいて始まった住基ナンバー(大失敗)の後継がマイナンバーじゃんよ。

 で、各官庁の壁をぶち抜いて、それぞれが管理するナンバーに横串を通そうというのが「マイナンバー」の趣旨。縄張りに手を突っ込まれ、さらにIT化で人員削減が予想される官庁の老害が嫌がるのは当然だが、何でパンピーが嫌がるのか? 利便性が増すってだけの話でしょ。

「それでも嫌なものは嫌」とパンピーが抵抗して、マイナンバーの利便性を否定し、導入による効率性の実現を妨害することにより、大量の事務仕事とそれを処理するための大量の公務員を抱えた「大きな政府」が必要となる。「1.老害さんたち」と利害関係が見事に一致するわけだ。

 いいのか、それで?

魔法世界の歩きかた

 実のところ、日々の生活そのものが「魔法」に支配されてんだよな。今ここが、日本国東京都板橋区であること。そう思うことによる「安心」も「魔法」。一朝事あれば戦場と化す可能性すらあるのだが、そうは思わない。「魔法」で守られているから。

 ああ、これは橘玲だ。ホームレスを見つめる紳士は「魔法」なんか耳糞ほども信じちゃいないだろう。戦場における兵士と同様に。「日曜日には教会に皆勤してた自分だから、神様に守られている」と信じて、塹壕から立ち上がった瞬間にヘッドショット食らって死ぬわけだ。そうでなくても死ぬ。あらゆるキッカケで死ぬ。道歩いてて段差で蹴躓いたくらいであっさり死ぬ。それが人間。その人間が生きている世界こそが地獄。

 そっか。今現在自分が生きている世界が、地獄じゃない、と信じること自体が「魔法」支配下にあるちうことなんだ。これは、しっかりと覚えておきたい。

 それは「善い魔法」なのだろう。人間が互いに傷つけ合わずに平和共存するための。でも「魔法」であり、現実ではない以上、破れる瞬間は確実にある。そこで現出する現実すなわち地獄。鬼が亡者を苛む。苛まれる亡者が苦しむのはもちろん、苛む鬼も苦しむ、出口無しの、まさに地獄。それを理解した上で、「善い魔法」を守ろうとするのが現在日本の「賢者」。自分がワナビーするところの。難しいですけどね。

魔法でビジネス

「ビジネスに活かせるからアートを」てのは、バブル期の「アートは金になる」てのとどう違うの? 「ネクタイ緩めなって」(真崎・守)てのもあったな。狩撫麻礼「ボーダー」も。世界を放浪してきたヒッピーが、アートをネタに企業と行政の両方から大金を引き出す、てな。

 いまエウレカした。アートは、かつての魔術や錬金術と等価なんだ。無から有を生み出すオカルト。アートを有難がってる上級国民やビジネスの人は、錬金術に大枚を投資した中世の王族貴族と同じ。そしてアートとテクノロジーの融合は、リアルビジネスとして、リアルマネーを稼ぎ出す。魔術師ジョブズが産み出したiPhoneのように。

 デザインとかアートとか言うから分かりにくくなる。魔法と言ったほうがいい。機能性能的にはまったく同じクルマ(スマホ)だが、かけられた魔法のレベルが違う、と。支那魔法はレベルが低く、日本のほうがまだ上。USAの、それもGAFA魔法がトップレベル。いや、USAには魔法力高い企業が今なお多数存在する。コカ・コーラとか、マクドナルドとか。「ハッピーセット!」と呪文が発せられた瞬間、牛の◯が、お子様大喜びの「ごちそう」に変身する。素晴らしい。

 魔法から最も遠いもの。それは金。あらゆるものを金に換算することにより、魔法は打ち破られる。魔法それ自体も金に還元される。銀行の応接室で支店長自ら薦めてくれる投信と、ネットで買える同じ投信のお値段の差が、すなわち魔法代。

要するに金貸し

 某ファンド崩壊の件をキッカケに、ベンチャーのスタートアップだの、エンジェル投資家のなんちゃらだの、イマドキの銭金あれこれについて触れることができた。へー、である。キレイゴト並べて金を集めようとして、やってる当人はキレイ(なつもり)でも、集まる金は汚れていたりする。それをキレイにしてさしあげるのを、マネーロンダリングと申します(笑)

 エンジェル投資家も天使とはほど遠い強欲の塊。有望なスタートアップに投資して、がっつり儲けよう、ちうことでしょ? それも自分でちゃんと調べるんならともかく、誰かが提供してくれた「うまい話」に乗ろうって馬鹿が最大多数。アホくさくて屁も出ませんよ。

 キレイゴトの裏には寄生虫が隙間なくびっしりと張り付いている。UNで始まる組織が筆頭。金払った瞬間に「負け」。寄付ですらそうなのに、そこで儲けようなんて欲をかいたなら、軽く人生棒に振ること確実。

「家」なる不良資産

 日本人を「ウサギ小屋に住むエコノミックアニマル」とディスったのは、70年代で、フランス人? …褒め言葉だったちう本が新潮新書で出てるじゃん。嘘っしょ?

 現在は「生産性低いアニマル」に堕したわけだが、住まいの方は多少なりとも広くなったのだろうか? マチマチだろうなあ。田舎と都会じゃ違うし。でも人口減で空き家が増えれば、必然的に住居は広くなる。

 田舎にゃ住んでもらえるだけで御の字の家が相当数存在するであろうことは想像に難くない。親父が持ってたアパートもその一つか。住人確保すんのは難しかろうねえ。

 今現在の「ウチ」にしても、夫婦二人で十分なマンションの他、嫁さんの実家マンションを抱えている。地方住まいの弟に至っては、自宅マンションに加えて3軒だ。どうすんだべ、である。いやホント。

自分だったら

 自分自身の極私的解決法は、ある意味簡単。戸建て住むなら最低でも庭と塀付き。敷地100坪はほしいところ。田舎はともかく都会では、そんな家は高すぎて買えない? その通り。自分もそう。だから集合住宅に住んでいる。

 矮小な建売に住むのは「集合住宅には住みたくない。隣室への騒音を気にしなくてすむ戸建てに住んで、こどもを伸び伸び育てたい」という、一国一城の主的独立心が旺盛な方々。しかも資産形成やステイタスに人生のプライオリティをおいてはいらっしゃらない方々。家もクルマも限度額いっぱいのローンで、クルマはでっかいワンボックス…であろうことは、考えなくても分かるだろ。

 そもそも持ち家じゃなく、賃貸生活を徹底していれば、近隣とのトラブルがあっても、引っ越すだけで解決する。

 また、移動手段を持っていれば「今ここにある騒音」から容易く逃れられる。チャリの1台もあって、半径数十キロのどこにでも行けると思うだけで、閉塞感から自由になれる。

 ネットのあれこれを読んでたら「反道路族」のブログを綴っている女性がいた。道路で云々を越えて、隣近所の誰彼に対する強い反感や怨嗟に満ちていて、一読して慄然とさせられた。

 その中で「宝くじに当たれば引っ越す」と書いてるのを見て、さらに暗澹たる気持ちになった。一生そこで暮らす、と言っているのと等価じゃんよ。