三鷹食堂日記帖

飯食い酒飲み自転車をこぐおやぢの日常。MT車大好き。

シン仮面ライダー

封切り直後に劇場(ガラッガラだった)で観たのだが、先日アマプラで配信が始まったので、出だしの10分ほどを視聴してみる。

ちと鬱になる。まずは暗い。バイオレントで陰惨。そしてグロテスク。これがヒットすると思うほうが「特殊例」だったのだな、と。

永井豪だったら、どう描いただろうかと脳内でシミュレートしてみる。バイクタンデムで山道を走ってる時点で、猛とルリ子は大声で冗談を飛ばし合っている。「ダンプやべー」「おまわりさんどこー」「死んでまうー」 ピンチそれ自体を楽しんでる。で、ショッカー戦闘員に捕まった時点で、ルリ子は服が破れておっぱい丸出し。逆に毒舌がヒートする。「腐れチンコ」とか罵られて、クモ男がひるんだところに、ライダーが登場し、戦闘員を殲滅。「遅かったじゃない、バカバカ!」と裸ルリ子が抱きつく。

何ともチープなC級アクション映画に成り下がるが、そのくらい「昭和」的に噛み砕いたほうが、パンピー受けしたんじゃないか、と想像する。

純愛脳の罠

あらためて「男の乱交脳/女の純愛脳」仮説の正しさを思い知る。さらに純愛脳がハマる陥穽についても。

純愛脳の第一目的は「アルファ男の獲得」だが、一夫一婦制においては難しい。さらに女の「上方婚」志向も純愛脳の必然だから、下手に高学歴だったり高収入だったりすると、「狩り場」自体がきわめて狭いものになってしまう。

そこで次善の策として、結婚はあくまで生活の手段であると割り切り、ベータ男の中から金回りが良さそうな奴をピックアップする。彼と結婚した上で、アルファ男(既婚)と不倫して彼の子を妊娠する。この戦略により、女は金と優秀なDNAの両方をゲットすることが可能となる。「托卵」戦略である。

だが、「托卵」は大多数の男にとっては「絶対に許されない裏切り」であるということも認識せねばならない。その気になれば、複数の女に通じて、多数のこどもを産ませることが可能なアルファ男とは対照的に、一人の女と一人か二人のこどもしか望めないベータ男にとって「托卵」は「自分自身のこどもを殺され、別の男のこどもにすり替えられた」に等しいからだ。

怒りに我を忘れたベータ男に、こどもを虐待され、殺される可能性すら考えた方がいい。

これは冗談ではない。統計によれば、児童虐待の検挙者のうち、父親等の割合が71.4%。その内訳を見ると,実父の割合は63.9%で実父以外が36.1%だ。

(※令和3年度版「犯罪白書」より)

少子化とは言え、年80万人のこどもが生まれる現在日本において、大多数のこどもが実父に育てられていると推定できる。「実父以外36.1%」という数字が明らかに高すぎることが分かるだろう。

野生動物はもっと分かりやすい。ライオンのオスが他のオスと戦って勝利し、そのハーレムを乗っ取った場合、最初にやるのは、子ライオンの皆殺しである。こどもを殺されたメスライオンたちは発情するので、交尾して新たに自分の子を産ませる。

この「オスライオン」がベータ男の脳にも宿っている可能性を、女は想定しておいたほうがよろしかろう。

 

100%保証の結婚、追記

「何言ってるか分からない」とのご指摘を受けたので、とことん身も蓋もない「事実」を書いておきます。

30代婚活女性である、あなたが考える「間違った相手」こそが、まぎれもない、あなたの結婚相手です。とりあえず結婚して、間違いを乗り越えていきましょう。それができないなら、そもそも結婚などできません。

あなたが考える「間違っていない=正しい相手」も「結婚詐欺」以外に世の中には存在するでしょう。でも彼にとっての、あなたは、ほぼ確実に「間違った相手」です。判断基準は年齢。男性側の選択肢に、20代女性と30代女性があったなら、前者一択がフツーです。

彼は、あなた以外の、あなたよりも若い女性と結婚することでしょう。それでも「間違えた」と感じ、その間違えを乗り越えていくか、離婚するでしょう。でも、それはあなたには関係のないことです。

上記をふまえて、結婚しようがしまいが、それはあなたの自由です。あなたはあなたの人生における幸福を求めればいい、そう思います。

ホス狂いの心理学

 高齢独身女性にとっての「砂漠」が眼前に広がっている。

 こどもの頃から一生懸命勉強して、高学歴ゲット。誰もが羨む一流企業に就職して、あるいは女医や弁護士になって高収入をゲット。同時に35歳オーバーの高年齢になった。

 わたしは日本社会における「強者」。婚活においても男よりどりみどり…と思いきや、そこは「砂漠」。「年収1300万は5円チョコ」と軽んじられてる。わたしの年収は2000万オーバーよ、と誇っても「5円チョコ」変わらず。

 なんとか結婚しても、夫の稼ぎのほうが「下」だと、コンフリクトが生じて、夫婦関係が壊れる。「あたしのほうが稼ぎが多いんだから、その分家事育児を手伝いな」となる。で、夫が手伝うと「家事育児を手伝えるくらいの低レベルの仕事だから、あたし以下の稼ぎなのね」と馬鹿にする。「いっそ、専業主夫になれば?」と。で、専業主夫になれば、「女が普通にこなせるレベルの家事育児を、かろうじてこなしてるだけなのに、それでドヤ顔してるおまえは男の屑だ」と罵倒する。

 稼ぎの問題じゃない。「上下関係」なのよ。ホス狂いを見れば分かる。ホストは客の女がどれだけ高収入だろうが敬意ゼロ。「あ、そう」で、全部自分に貢がせる。「足りねえ。もっと稼げ」と要求する。圧倒的に「上」。その「下」にひれ伏し、貢ぐのがホス狂い女の幸福。

 明らかに間違っているのだが、進化心理学的には正解。男が上で女が下の「上下関係」が旧石器時代以来の人類の基本。女はそのシステムで男を働かせ、こどもを産んで育てて、自分のDNAを後世に残してきた。

 女が男並みに稼ぐというのは、本来はごくごくレアで、歴史的に新しいケースで、女の脳にはインストールされてない。その認知不協和を利用するのがホスト。

 客は「女のわたしが男以上に稼げているのはおかしい」と潜在的に思っている、そこを突いて、稼ぎを全部貢がせる。その代わりに男の「下」でいるという「安心」を与える。

 まあ、ホントのところは分かんないが、「ホス狂い」の心理は説明可能じゃないかと思う。基本がそこで、セックスは2次的なもんでしょう。「ある」としても回数極小。風俗にハマる男が、セックスしてナンボ、なのと対象的に。

 男の「乱交脳」は簡単。射精可能性のあるすべてに対して射精する。旧石器時代なら「女」以外あり得なかった。同族の女はアルファ男に取られていたとしても、戦争で勝てば他部族の女をレイプできた。だから戦争がんばれた。

 現在日本じゃ、ソープに行けば簡単にセックスできるし、3次元の「女」以外に、多種多様な「女」が存在して、射精オケー、無問題。

 で、現実に実存している女のほうは、いったいどうすりゃいいんでしょうね、と。これはホント難しい問題。

100%保証の結婚

「結婚できないよりも、間違った相手と結婚するほうが怖い」

 

そんな発言をネットで見かけて、つい、おせっかいコメントを入れてしまった。

 

「思考は現実化する」に即して言えば、誰かと結婚した後に「こいつは間違った相手だった」と判明することでしょう。それが1日後なのか、10年後なのかはわかりませんが。 もしもわたしがそう考えたとしたら、絶対に結婚しなかったと思います。

 

以上ですべて言い切っているのだが、あえて追加説明をしてみよう。

 

「結婚できないよりも、間違った相手と結婚するほうが怖い」という思考の帰結は、「結婚できない」か「結婚した相手が間違っていたと後に判明する」のどちらかでしかない。

それを回避するのは、「『彼こそが100%正しい結婚相手です』と保証された相手と結婚する」しかないのだが、そんな保証は誰にもできない。神さまにだって不可能なこと。

現実においては「ま、こんなもんかな」と思った相手と結婚し、「ちと違ったかも」と感じることがあっても、それを互いに克服していく。あるいは、どうしても克服できなかったら離婚する。それしかない。現に世間の「夫婦」のほぼすべてがそうであろう、と推察する。

「100%保証」をあくまで要求するなら、「結婚できない」が結論。

発言主のプロフィールは30代で、そこそこ高給を取っている女性らしいのだが、彼女が現時点で結婚できていないのは「100%保証」を夢想しているから。

具体的なイメージを素描すれば「年収2000万以上の30代~40代長身イケメン実業家(もしくは医師か弁護士かエリートリーマン)」てところか。そいつが「君こそがぼくの理想の女性だ。結婚してください。お願いします」と頭を下げる。

それでも「んー、100%にはほど遠いよね。年収3000万は譲れないところだし」と不満たらたら。「80%クリアしてたら、まあ、いいかな」と妥協して結婚に踏み切る。そんな夢想。

そのような美味しい話が30代女性に降ってくるのは「結婚詐欺」以外あり得ないのだが、その現実を受け入れることができない。

Mで逆転!5円チョコ

「婚活女性の年収1300万に5円チョコの価値しかない」という恐ろしい言説がTwitterで流通している。

これはつまり「稼ぎのある女」が結婚相手として求めるのは「もっと稼ぎのある男」だが、そういう男が結婚相手として求めるのは「稼ぎのある女」ではなく「若い女」であるという、身も蓋もない事実。

「だったら、若くて稼ぎのある女ならいいんでしょ?」と反論しても、「具体的に?」と問い返されると詰まってしまう。「人気アイドルとか、ハリウッド女優とか…」と並べたところに「人気AV女優、売れっ子ソープ嬢」と追加されてしまい、そもそもの「婚活女性」とは別ジャンルであると判明する。

現実の「年収1300万婚活女性」は、高学歴で高収入な職業につき、若くても30代で、大半はアラフォー以上。すなわち高年齢。で、「女の本能」により、「自分より上」の男を求めるが、そもそもが希少。で、男はそもそも結婚相手に高学歴も高収入も求めていないし、高年齢はマイナス要素。結果、三高女の婚活は袋小路にハマる。

「しょうがないよね」と見捨てるのは簡単だが、「別解」を考えてみた。

Mに目覚めて、あえてSの下層男と結ばれるのだ。そして、

「ああ、慶応出女医で高収入アラフォーのあたくしが、こんなロウアーでプアーでアグリーな静山ガツに犯されるなんて」

と快感に打ち震える。女の40代は「こども」を望むにはけっこうギリギリなのだが、

「下賤に犯された上、中出しされるなんて、ああ」

と子宮をアツくすれば、多大な費用と時間と労力が要求される「不妊治療」など無用で、ごくあっさりと

「下賤の子を孕まされてしまった。ああ、なんという」

となるんじゃないか、と。

そういやギリシャ神話の美の女神アフロディテは、醜い不具の鍛冶神ヘーパイストスに嫁がされたんだっけ。武骨な肉体労働神に犯される美の女神に自分を重ねれば、M妄想もいっそう捗るんじゃなかろうか。

早稲女や明治女子を見習え

 
彼氏よりお給料が倍額あったんやけど、それを知った彼氏が「じゃあ2人の時の食費払ってよ、俺の給料の倍あるんでしょ?」と言ってきてすんごい辛い気持ち…そして難しい問題…結婚しているわけではないし、私の倍量食べてるし、何より私はその給料が貰える企業に入れるようにめちゃくちゃ努力した。
 
 
82万
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https://twitter.com/_nurui_nemuri_/status/1650830613371580418?s=20

 

正直、これには驚かされた。日本国の女子は、ここまで「男女平等」を忌避するに至ってしまったのか、と。

彼氏の倍額の稼ぎがあるにもかかわらず、その金を彼氏のためには遣いたくない。割り勘すら嫌。まあ、「お気持ち」は分からんでもない。収入に差があり、自分のほうが倍だとしても、「男の甲斐性見せてよね」ちうことだろう。女性の多くが「上方婚」、すなわち、自分より社会的経済的地位が上の男性との婚姻を求めるのと同じこと。

断言するが、この二人は結婚すべきじゃない。結婚しても破局するのが目に見えている。女性は時を経るごとに、男性の稼ぎの低さが癇に障るようになり、自分ほど稼げないなら、家事育児をすべて負担しろ、と言い出す。それを男性が負担したなら、さらに不満がつのり、そんなことしかできねえ屑男は奴隷として奉仕しろ、てなレベルにまでエスカレートする。火を見るより明らか。そこまで行かないうちに、男性は外に女を作り、そちらに「安らぎ」を求めるようになる。

そこで「早稲女(わせじょ)」「明治女子(めいじじょし)」ですよ。東京の私大のサークルにおいては、「外部」の女子大の学生も参加していたりする。早稲田だったら、早稲田の男子学生、早稲田の女子学生、それ以外の女子大の学生と3種類。

で、コンパと称する飲み会は、割り勘が原則なのだが、その際に、女子大のメンバーは割安(もしくは無料)になるのに対して、早稲田の女子(早稲女)には男女平等による負担が求められる。すなわち、男子と同額。

理由は簡単で、優遇により女子大メンバーを集めて、男子の恋愛機会を増進したいから。対して早稲女は「すでにそこにいる」から、優遇する必要がない。

こういう環境におかれた早稲女は、2年生には「酒豪」になる。同じ金を払わされるなら、飲まにゃ損、と飲んだ結果だ。3年生になると髭が生えてくる(象徴的に)。さらに、ちんこ(象徴)も生えて、就職戦線に参戦し、男どもを蹴散らして、勝利する。

で、男女交際し、結婚するとしても「男の甲斐性」など基本的に期待しない。ありゃめっけもんだが、無くても「あたしの甲斐性」でなんとかしてやんよ、てなくらいの「男らしさ」を立てている。

彼女らこそが、日本の未来を拓くヒロインである。見習うべし。