三鷹食堂日記帖

飯食い酒飲み自転車をこぐおやぢの日常。MT車大好き。

純愛脳の罠

あらためて「男の乱交脳/女の純愛脳」仮説の正しさを思い知る。さらに純愛脳がハマる陥穽についても。

純愛脳の第一目的は「アルファ男の獲得」だが、一夫一婦制においては難しい。さらに女の「上方婚」志向も純愛脳の必然だから、下手に高学歴だったり高収入だったりすると、「狩り場」自体がきわめて狭いものになってしまう。

そこで次善の策として、結婚はあくまで生活の手段であると割り切り、ベータ男の中から金回りが良さそうな奴をピックアップする。彼と結婚した上で、アルファ男(既婚)と不倫して彼の子を妊娠する。この戦略により、女は金と優秀なDNAの両方をゲットすることが可能となる。「托卵」戦略である。

だが、「托卵」は大多数の男にとっては「絶対に許されない裏切り」であるということも認識せねばならない。その気になれば、複数の女に通じて、多数のこどもを産ませることが可能なアルファ男とは対照的に、一人の女と一人か二人のこどもしか望めないベータ男にとって「托卵」は「自分自身のこどもを殺され、別の男のこどもにすり替えられた」に等しいからだ。

怒りに我を忘れたベータ男に、こどもを虐待され、殺される可能性すら考えた方がいい。

これは冗談ではない。統計によれば、児童虐待の検挙者のうち、父親等の割合が71.4%。その内訳を見ると,実父の割合は63.9%で実父以外が36.1%だ。

(※令和3年度版「犯罪白書」より)

少子化とは言え、年80万人のこどもが生まれる現在日本において、大多数のこどもが実父に育てられていると推定できる。「実父以外36.1%」という数字が明らかに高すぎることが分かるだろう。

野生動物はもっと分かりやすい。ライオンのオスが他のオスと戦って勝利し、そのハーレムを乗っ取った場合、最初にやるのは、子ライオンの皆殺しである。こどもを殺されたメスライオンたちは発情するので、交尾して新たに自分の子を産ませる。

この「オスライオン」がベータ男の脳にも宿っている可能性を、女は想定しておいたほうがよろしかろう。