三鷹食堂日記帖

飯食い酒飲み自転車をこぐおやぢの日常。MT車大好き。

とりあえずは、ここまで

 中学生時代の「フォークダンス」は男女ともに不人気課目の筆頭だったが、「乱交脳/純愛脳」仮説で分析すれば良く分かる。

 男子は女子と1対1で手を握る…肉体的に接触するという体験において「乱交脳」が「この女とセックスできるんか?」と反応する。次々にペアを変えていくのなら「次々にセックスできるんか!」と過熱する。でも「ダメ絶対」なわけで、多大なストレスを強いられる。

 女子はそもそもアルファ以外の男子と肉体的に接触するなど「純愛脳」が許さない。さらに男子が「乱交脳」だというのも漠然と気がついていて「ベータ以下のくせに、わたしの手を握ってエッチな想像をしている」なんて思った瞬間、嫌悪感が炸裂する。

 エウレカ。男の「乱交脳」は機能が分かりやすいし、社会制度その他により「去勢」するのは簡単なこと。女の「純愛脳」は「純」とは名ばかりで実際のところ不純かつ複雑で、コントロールしようにも一筋縄じゃいかない。

 で、女の「托卵戦略」に対して、男は「継子殺し」でしか対応できないとしたら、それは不幸なこと。「継子第2夫人」は「乱交脳」の求めるところだろうが、「火宅」どころじゃない。「焦熱地獄宅」となるのは必至。

「乱交脳」の「去勢」の一つがセクサロイド。現在日本の、あらゆる欲望に対応するエロゲーは、それへの進化途中。ロボットの嫁で完結する男性が多数派となり、人類滅亡のカウンドダウンは加速する。

 ああそうか。それはそれで分かりやすい世界かもしれん。ごく少数のアルファ男が多妻を抱える。妻になれないなら愛人。愛人にもなれないなら、精子を人工授精してこどもを産む。ベータ以下の男たちは「肉女」の100倍魅力的なセクサロイドと結婚する。

 いやしかし「乱交脳/純愛脳」仮説は、恋愛幻想をぶち壊すパワー絶大。「金色夜叉」のお宮が貫一を振って富山に嫁いだのは、「アルファ男を純愛する純愛脳」ゆえで、不実でも何でもない。まして「淫乱」では絶対ない、と。富山が別に女を作るのは「乱交脳」ゆえで、アルファなれば実行力も十二分にあるから当然やる。宮には何の責任もない。

 と、いくらでも書けるのだが、とりあえずは、ここまでにしとく。