三鷹食堂日記帖

飯食い酒飲み自転車をこぐおやぢの日常。MT車大好き。

2004-02-01から1ヶ月間の記事一覧

ひとなぜ怒りを謳う

平岡昇+安岡章太郎「ひとなぜ怒りを謳う ナショナリズム講義」朝日出版社、を読了。 三鷹の学生時代にちと流行った「レクチャーブックス」というシリーズの1冊。学者と作家の組み合わせで、さまざまな学問ジャンルを概説するという趣向で、岸田秀+伊丹十三…

人生と投資のパズル

角田康夫「人生と投資のパズル」文春新書を読了。相場格言に象徴される投資家の心理的側面を織り込んだ経済理論と称する「行動経済学」を紹介するもの。あれこれ数式で説明されると「そうかな?」と思うが、現象を後付けで説明するための数式をひねり出して…

麻原判決

テレビは麻原彰晃の地裁判決一色。主文後回しということで死刑は決まり。ちうか当然だろう。思い返すに麻原逮捕はもう9年前だ。1995年の1月17日に阪神大震災があり、3月20日にオウムが地下鉄サリン事件を起こし、5月16日に麻原逮捕。で、自分はその年の秋に…

豚キムチ丼

吉野家で昼食。豚キムチ丼450円を試す。うーむ、けして不味くはないがいまいち。で、「吉野家で450円」というのが、高いんじゃないか、と思ってしまう。向こう正面に座ったリーマン二人連れは、豚キムチ丼と鮭イクラ丼450円。ともに「初体験」だったらしいが…

人生の容量

自己啓発やら「自分探し」など、香具師企業が愚民大衆相手にぼったくり商売するためのたわごとで、マスゴミがそのお先棒を担いでいる、というのが実体である。がしかし、ちょっとしたことでいい、何か新しいことを始めるのが、自分にとっての刺激になること…

仁義なき戦い

若い頃は、自分が菅原文太とまでは言わんが、田中邦衛ほどじゃないと思っていた。でも、年取った今は、金子信雄になりかねない怖さを感じている。いや「仁義なき戦い」なんだが。 「ユーガッタメール」で、「アメリカの男はやたら『ゴッドファーザー』を引用…

きれいなおねいさん

水野真紀が結婚とのニュース。相手は衆院議員の後藤田正純で、高校時代からの友人なんだそうだ。33歳と34歳。ともに三十代になって、高校の同級生だか一個違いの先輩後輩で結婚するってか。いい話じゃん。 カマトト志向のレディコミで、いかにもありそうな「…

オタ夫の未来

酒井順子が悪意を込めて分類した独身男性のうち、少なくとも「オタ夫」には着実な未来がある。彼が50代60代になって、初めて「こどもが欲しい」と思った時にも、彼のこどもを産む女性は十分ゲット可能だ。彼が経済的に成功したオタクなら、よりどりみどりだ…

讃岐うどん

昨日は小石川の後楽園を散策。梅の写真を撮る。かなりの人出だった。大多数が中高年。後、飯田橋で嫁さんと待ち合わせて、神楽坂で昼食。最近流行らしい、讃岐うどんのチェーン店に初めて入ってみる。けっこう旨かった。で、安いのな。素うどんが小盛100円中…

暖冬

風がちと強いが、暖かい。空はぼんやりと霞んでいる。ここ数日こんな陽気だ。もう春である。今年はなんか冬をマットウしなかったような気がしてならない。そういや去年は夏も冷夏だった。冷夏→暖冬とつながっているような気がする。夏はきっちり暑く、冬はき…

追記

「オタ夫」「ダメ夫」その他と独身男性を分類してくださった酒井順子へのリスペクトとして、「負け犬」の5分類を試みてみた。 キャリ犬、シュミ犬、フェミ犬、ブス犬、オミズ犬。 解説は省略。

「負け犬の遠吠え」

酒井順子「負け犬の遠吠え」講談社 を読了。 「未婚、子無し、三十代以上の女性」を「負け犬」と刺激的に命名したところで成功した本。オタ夫ダメ夫その他の独身男性分類も毒々しくもまたおもしろく読めた。なるほど、仮に同じ三十代同士であっても「負け犬…

今日買った本

東京堂ふくろうブックステーションで、角田康夫「人生と投資のパズル」文春新書。すずらん堂でCOSMOPOLITANと山本貴嗣「首輪物語」蒼竜社を買う。 山本貴嗣はここ数年新刊が出ると必ず買っている。今一番絵が上手いと思っているまんが家の一人。今回のはいわ…

フェミは…

フェミは伝統社会における男女の役割分担について、男女間に階級的対立関係を想定し、男が女を支配し搾取するために作り上げたシステムであると断罪するが、その論理を逆手に取れば、女が男を支配し搾取するためのシステムと断罪するのも可能だ。 すなわち、…

ID吹っ飛び!

寝る間際に「写真帖」を更新しようとして、何をやったか良く分からんのだが、ftpクライアントソフトに登録しておいたIDとパスワードが吹っ飛んでしまう。 食堂本体を置いているiij4uのほうは容易く復旧できたが、写真帖を置いたhoops!のほうがダメ。で、アレ…

確定申告

めんどくさいもんは先に片づける性分。今年は国税局のサイト経由で申告書が作成できるということなので、去年までよか簡単かな、と。昨夜からとりかかる。 リーマンの証である源泉徴収票と、ネット証券から来ている取引報告書を見て、数字を打ち込むだけ、と…

「お姫様とジェンダー」

若桑みどり「お姫様とジェンダー」ちくま新書を読了。いや、ちょっとした付き合いで読まされたんよ。 奥付をみたら2003年6月新刊。で、未だに「エンゲルス」かよ、「家父長制」かよ。相変わらずなんだねえ「業界」は(笑) で、毎年毎年、世間知らずのお嬢様が…

「エコノミストは信用できるか」

東谷暁「エコノミストは信用できるか」文春新書を読了。「諸君!」の新書書評で10月刊のベストに挙げられていたもの。すぐに読もうとしたのだが品切れで、2月になるまで待たされた。奥付は3か月目で第4刷。けっこう売れているのだろうな。 「人気エコノミス…

ベッカムに恋して

レンタルDVDで観る。楽しめた。思っていたより、ずっと奥行きのある作品だったのはめっけもの。 まず「ベッカム」はタイトルだけ。これは事前に知っていた。どうでもいいこと。 ロンドン近郊を舞台に、サッカーをがんばるインド系のヒロインの友情と恋の物語…

やおい

女性の一部(「腐女子」など呼ばれることもある)に熱狂的に読まれているライトノベルのジャンル。「男性の同性愛をテーマとした女性向けの小説」と解説されるが、内容は男性向けポルノ顔負けのハードコアだったりする。美少年の尻にバラのジャム(自家製)…

ホームラン

半年ほど前のこと。こどもが悪さをしたので尻をひんむいて叩いたら、くやしまぎれに「パパのバーカ、アーホ、ドージ、マヌケ、ホームレス!」と叫んだ。保育園で覚えてきた悪たれ口らしいが、ラストの一言がちと問題。 こういうガキがあと10年も育つとエアガ…

吉野家

今日を最後に牛丼がメニューから消える、とか。 うわー、なんか行列してるよ。たとえ一時でもこんなに繁盛するんなら、「牛丼復活」の暁を見通して、株価のほうももちっとどうにかなっても良さそうなもんだが。(実は少し持ってたりする) 意外と知られてい…

ウイルス

ここ数週間、ウイルス入りメールが急激に増えている。毎日確実に数通は来る。メアドをネットに晒しているから、しょうがないと言えばしょうがない。 食らっては居ないと思うのだが、念のため、昨夜寝る前に全ファイルチェックをしかけといた。 大丈夫だった…

極私的統計

90943bytes。パソでつけてる日記ファイルの、昨年1年間の1ヶ月当たり平均量。全角文字に換算して4万5000字。そんなもんかなー。 試しに先月のファイルが94822bytesあるのをサンプルとして、改行コードをすっとばして詰め詰めにしてみた。40字×1167行+13字で…

パソコン

ノート型を使うようになって以来、特にThinkpad以降は、周辺機器が少なくなった。それ以前は、本体にモニタ、プリンタ、モデム、HDドライブとあれこれ付いていたのが、ほぼオールインワン。常時繋がっているのはADSLのルータのみで、プリンタもスキャナもMO…

燃料電池

槌屋治紀「燃料電池」ちくま新書を読了。 基本的にビジネス本なのだが、無用にプチ専門的な内容で、ブルーバックスを連想した。それはそれなりにおもしろかった。 英語教本で読んだニュースで興味をひかれていたテーマ。なるほど将来有望な技術であると納得…

カルトの「魅力」

具体的には、インターネットでいまだしつこく続いている「ホロコースト否定」カルトだが。 カルトは、初心者に対し、問題の本質を簡単に分かった気にさせる。専門家や権威に対して、素人が抱いている畏敬と、その裏返しにある潜在的な懐疑性を刺激する。「専…

キム・ミョンガン?

数年ぶりに一緒に仕事をすることになった女性作家と「男女の性意識の非対称性」について話す。性意識から自意識、さらには異性愛者と同性愛者の違いなど。言うなれば「キム・ミョンガン」話(笑) 三鷹としては以前から考えていたことの整理にもなった。たとえ…

昭和時代回想

関川夏央「昭和時代回想」集英社文庫を読了。 関川は同じ新潟出身(長岡高校)で、三鷹よりは10歳年上。団塊世代とポスト団塊世代の差はあれ、感慨に共通するところも多い。「東京」に対する多分に屈折したスタンスとか。 関川が生きてきた日本は、敗戦国→中…

歯磨き

「生活の進歩」ということをふと考えた。たとえば歯磨きという習慣だ。 こどもらには虫歯が一本無い。「食べたら歯を磨く」「寝る前には磨く」という習慣を続けさせた結果だ。親である三鷹も嫁さんも、幼少期には相当に虫歯にやられたが、現在は縁が切れてい…