三鷹食堂日記帖

飯食い酒飲み自転車をこぐおやぢの日常。MT車大好き。

やおい

女性の一部(「腐女子」など呼ばれることもある)に熱狂的に読まれているライトノベルのジャンル。「男性の同性愛をテーマとした女性向けの小説」と解説されるが、内容は男性向けポルノ顔負けのハードコアだったりする。美少年の尻にバラのジャム(自家製)を塗って犯したり、ちんこの根元をピンクのリボンで縛って萎えないようにしたり。
欧米には存在しない、日本独自のジャンル。なんでこんなもんが存在するのか、以前から不思議だったが、先日ようやっと「仮説」にたどり着いた。
腐女子「受け」の美少年に感情移入して小説世界に浸る。時には自慰さえもいとわない。彼女らは、自分の身体の延長でリビドーを解放することができず、自分自身をいったん「無」にして、代わりに「美少年」を持ってくることにより、リビドーを解放する回路を構築できる、と。
そう考えると、欧米に同種のジャンルが存在しない理由が良く分かる。「自我」無しでは生きていけない欧米人、まして声高な自己主張が生存のための第一条件であるアメリカ人に、「自分を無にする」などという芸当は絶対不可能だからだ。