三鷹食堂日記帖

飯食い酒飲み自転車をこぐおやぢの日常。MT車大好き。

ホス狂いの心理学

 高齢独身女性にとっての「砂漠」が眼前に広がっている。

 こどもの頃から一生懸命勉強して、高学歴ゲット。誰もが羨む一流企業に就職して、あるいは女医や弁護士になって高収入をゲット。同時に35歳オーバーの高年齢になった。

 わたしは日本社会における「強者」。婚活においても男よりどりみどり…と思いきや、そこは「砂漠」。「年収1300万は5円チョコ」と軽んじられてる。わたしの年収は2000万オーバーよ、と誇っても「5円チョコ」変わらず。

 なんとか結婚しても、夫の稼ぎのほうが「下」だと、コンフリクトが生じて、夫婦関係が壊れる。「あたしのほうが稼ぎが多いんだから、その分家事育児を手伝いな」となる。で、夫が手伝うと「家事育児を手伝えるくらいの低レベルの仕事だから、あたし以下の稼ぎなのね」と馬鹿にする。「いっそ、専業主夫になれば?」と。で、専業主夫になれば、「女が普通にこなせるレベルの家事育児を、かろうじてこなしてるだけなのに、それでドヤ顔してるおまえは男の屑だ」と罵倒する。

 稼ぎの問題じゃない。「上下関係」なのよ。ホス狂いを見れば分かる。ホストは客の女がどれだけ高収入だろうが敬意ゼロ。「あ、そう」で、全部自分に貢がせる。「足りねえ。もっと稼げ」と要求する。圧倒的に「上」。その「下」にひれ伏し、貢ぐのがホス狂い女の幸福。

 明らかに間違っているのだが、進化心理学的には正解。男が上で女が下の「上下関係」が旧石器時代以来の人類の基本。女はそのシステムで男を働かせ、こどもを産んで育てて、自分のDNAを後世に残してきた。

 女が男並みに稼ぐというのは、本来はごくごくレアで、歴史的に新しいケースで、女の脳にはインストールされてない。その認知不協和を利用するのがホスト。

 客は「女のわたしが男以上に稼げているのはおかしい」と潜在的に思っている、そこを突いて、稼ぎを全部貢がせる。その代わりに男の「下」でいるという「安心」を与える。

 まあ、ホントのところは分かんないが、「ホス狂い」の心理は説明可能じゃないかと思う。基本がそこで、セックスは2次的なもんでしょう。「ある」としても回数極小。風俗にハマる男が、セックスしてナンボ、なのと対象的に。

 男の「乱交脳」は簡単。射精可能性のあるすべてに対して射精する。旧石器時代なら「女」以外あり得なかった。同族の女はアルファ男に取られていたとしても、戦争で勝てば他部族の女をレイプできた。だから戦争がんばれた。

 現在日本じゃ、ソープに行けば簡単にセックスできるし、3次元の「女」以外に、多種多様な「女」が存在して、射精オケー、無問題。

 で、現実に実存している女のほうは、いったいどうすりゃいいんでしょうね、と。これはホント難しい問題。