ここしばらく凝っているのが、自炊昼食の、ニンニクたーっぷりのガーリックライス。材料は玄米ご飯とニンニク。それにオリーブオイル、胡椒、醤油のみ。きわめてシンプル。
ニンニク3~4片をみじん切りに刻む。ちなみにスペイン語ではニンニクの1片をディエンテ、すなわち「歯」と呼ぶ。「なるほど」感満点の呼称である。量としては1/3玉くらい。
フライパンでオリーブオイルを熱し、ニンニクを炒める。朝炊いた玄米ご飯が、炊飯器に残っているのを投入。炒飯のように焼いていく。味付けは胡椒パラパラ。醤油を鍋肌に沿って入れて、じゅーっと焦がして香りを立たせる。さらに焼き込んで、できあがり。
玉子も肉も不要。化調の類も入れない。それで十分に旨い。玄米+ニンニクの味わいの濃さなのだな。飯を入れる前に、弱火でニンニクをじんわり揚げるのがコツ。こんだけの量のニンニクを生で食ったら胃が痛くなるから。
玄米を炊くと炊飯器がけっこう汚れる。内蓋に油っこいヌカがついて、水かけただけじゃ落ちない。これが白米と全然違うところ。白米炊いてる分には、ほとんど掃除なんて必要なかった。このヌカこそが「味わい」なのだと思う。食い慣れると白米じゃ物足りない。でも炊いた後、半日も置くと臭くなるので、朝炊いた飯は昼までに食うのが鉄則。残ったら冷蔵・冷凍する。
ニンニクは嫁さんがGWに高知行った際に、日曜市で買ってきたもの。皮が赤い。外見が似てるスペインの「アホ・モラード(紫ニンニク)」と同種かと思ったら、皮がけっこう固く、剥くのにコツが必要。ネットで調べたら「土佐赤玉」という在来品種と分かった。5月初旬に収穫される早生で、初ガツオと合うんだそうだ。