三鷹食堂日記帖

飯食い酒飲み自転車をこぐおやぢの日常。MT車大好き。

3年ぶりのスペイン

 マドリッド経由で、アンダルシアの州都・セビージャにたどり着いて、はや5日目。台所付きアパルタメントでの「暮らし」を試行錯誤しています。

 行くまでがちと大変でした。スペインが日本からの渡航を無条件に受け入れ始めたのが、6月でしたっけ。そこからプランをスタートして、8月中の二度のワクチン接種が予約できた時点で、9月から10月の長期滞在を決めました。飛行機は、去年キャンセルしたイベリア航空のバウチャーを使って、往路ヘルシンキ、復路ヒースロー経由のマドリッド行き。宿泊はマドリッドに前後数泊、セビージャに3週間とちょっと。

 ところが、出立の1週間前にEUが日本を「コロナ安全国」から「危険国」に分類変更したため、手続きがちと面倒に。「ワクチンパスポート」は入手していたので、後は個々の手続き。スペインは保健省のインターネットサイトにアクセスして、個人情報と渡航情報を登録。Emailで送られてくるQRコードを入国時に提示することを求められている。その際に必要な情報の一つが「飛行機の座席番号」。これをゲットするのが実は最大の壁でした。というのは、チケット本体はイベリア航空で買っているのですが、日本からヘルシンキへの飛行機はJAL。ヘルシンキからマドリッドまではフィンエアー。そのフィンエアーの座席番号(未定)を出発前にフィクスしなければ、スペイン入国のためのQRコードがゲットできない。これは正直、自分のスキルを超えた「仕事」で、海外旅行に手慣れた嫁さんのヘルプが無ければクリア不可能でした。

 スペイン到着から先もアレコレあって、セビージャ行きのチケットが鉄道もバスも取れずに、マドリッドにもう一泊せにゃならず、スーツケース転がしながら、ソル界隈の安宿を片っ端から当たるハメになったり、セビージャのアパルタメントが直前で変更になり、さらに到着が1日遅れることになったため、オーナー(おばちゃん。名前はマリア)と何度もメールでやり取りしたり。ま、スペイン語の実地修業にはなりましたかね。

 唯一取れた長距離バスで6時間半かけてたどり着いたセビージャ。鉄道なら2時間半ですが、バスなら運賃半額以下なので「節約できたー」と喜びたいところ。アパルタメントはロケーション最高で、マリアは親切。ところが、朝飯を作ろうとして、フライパンを置いたIHヒーター(IKEA製)が何をどうやっても起動しない。ネットで型番検索してマニュアルをゲットして、何とか解決したけど半日がかりでした。

 経験値稼ぎにはなっていると思います。それはもう確実に(笑)