三鷹食堂日記帖

飯食い酒飲み自転車をこぐおやぢの日常。MT車大好き。

グルメも株主も屑

 思うのだが、ネットで飲食店を論評してる「グルメ」なんざ、いい気なものである。その日、その時の飲食について、旨いの不味いの、星5つの1つのと一方的に評価する。その評価については一切責任を負わない。悪評で店が潰れたとしても、好評に誘われて行った客がゲロマズで死ぬ思いをしたとしても、だ。

 これは「株」も同じこと。その時どきの株価に従って、買ったり売ったりする。そして差益をゲットする。当該企業に対する責任はゼロ。なのに「リスクをとって御社の株式を購入したことがすなわち御社への貢献」と強弁する。

 グルメも株主も屑。まともなのは、飲食店主や起業のオーナー社長。己の命を削ってまでして、事業を続けようとする。それこそがモノホンの「仕事」であり、神様に評価されるべきもの。グルメのコメントやら、株主の買ったり売ったりは、耳糞ほどの価値が無い。丸ごと炎にくべられても無問題。

 そうなのだ。そんな「フィールド」(戦場というか、土俵というか)に、投資家としての自分は立っている。プライドや矜持や誇りなど無意味。どんな言語で言っても等しく無意味。損得が絶対。で、得したとして、自分自身の魂の高潔さ(笑)を汚すことはあっても、高めることなど絶対に無い。それが投資家の、自ら引き受けるべき罪業。

 要は「寄生虫」なのだ。 スペイン語で言うところのparásito。それがグルメで株主。