ネットで見かけた「元ファーストクラスCAに聞く「機内で噂される一流の乗客」の共通点」が香ばしかった。
1.目を見て挨拶をする
2.手荷物を率先して収納
3.依頼の仕方が丁寧
4.読み終わった新聞や雑誌はすぐに返す
5.周囲の人にも心遣いを忘れない
6.食事のあとがきれい
7.必要のないものは受け取らない
8.食事がご希望に添えなかったときの対応（が寛容）
9.CAがミスをしたときの対応（がスマート）
10.降りたあとがきれい
なんだってさ。
接客業は大変だ、と心底同情する。箇条書きの真逆客が大半なんだろう。とりわけファーストクラス、ビジネスクラスにおいては。
1.挨拶しても無視
2.手荷物は足元に置きっぱ
3.依頼じゃなくて命令
4.読み終わった新聞や雑誌はそのまま着服
5.周囲の人への心遣いは皆無
6.食事のあとが小汚い
7.貰えるもんは全部貰う
8.食事が気に入らなかったときのクレームが凄まじい
9.CAがミスをしたなら真っ赤になって激怒して土下座を強要する勢い
10.降りたあとが小汚い
こんな糞客をビジネスクラスで何度目撃したことだろう。「こちとら高い金払ってんだ、しっかりサービスせんかい」的な。もちろん「自腹」じゃない。会社の金遣って「出張」してる手合いだ。エコノミーの個人客のほうが、遠慮も加味して、比率的には「一流客」率が高いんじゃないの？
で、こんな記事を書いて乗客（その大多数はエコノミーの）を啓蒙しようとする「元スッチー」の心の闇を思ってしまう。仕事が嫌で嫌でしょうがなかったんだろう。なのに、辞めた後も「元スッチー」を飯の種にするしかないという哀しさ。
上記箇条書きを「元ファミレス店員」「元ワタミ店員」「元コンビニ店員」が開陳したらどうだろう？ 「嫌な客相手に嫌な思いして、それを我慢してこその仕事だろ。なめてんじゃねーよ」が基本反応だろう。
つまりはそういうことなんだよ。何よりもまず、著者以外のスッチーにとって。
https://forbesjapan.com/articles/detail/31039?internal=ranking
