三鷹食堂日記帖

飯食い酒飲み自転車をこぐおやぢの日常。MT車大好き。

移民先に日本は選ばない

 そっか、勘違いしてた。アメリカにとっての移民問題は「押し寄せる移民を『壁』を作って防ぐ」なのだが、日本にとっては「鉦に太鼓で移民を勧誘しても、誰も来てくれない」なんだ。田舎町の「Iターン移住者大歓迎」に誰も応募しないのと同じように。

 移民を阻む最大の障壁は「日本語」。そうだよな。日本語ってのは、現に日本に居住して仕事をしているか、外国で日本人相手の仕事をしているかで、初めて必要になるごくごく特殊な言語スキルで、それ以外じゃまったく役に立たないんだから。

 移民にとっての「日本語の壁」を取り除くか、除けないまでも可能な限り低くするために、日本語ができなくとも、英語のみで仕事ができる「英語特区」を作ろうという動きもあるらしいが、「特区でビジネスするのは英語ができる日本人だけで、英語ができない日本人との間に新たな格差が生まれる」とか、例によって例の如くの難癖つける奴が続出で、なかなか話が進まんらしい。

 別に英語に限らず、支那語でも朝鮮語でもスペイン語でもどんどん「特区」作って外国人を呼び込めばいいのに。ああ、英語はよござんすが、支那朝鮮は嫌でござんす、ってか。

 で、アメリカとヨーロッパが方針を転換して「移民ウェルカム」になったら、日本にはホント、人っ子一人来なくなる。後は国まるごと「限界集落」化して、滅びの道を辿るしかない。

 まあ、それはそれでいい、という考えもあるだろう。日本人は基本的に「外人嫌い」だしね。「陽気でフランクで日本語を喋る白人」を例外として。