三鷹食堂日記帖

飯食い酒飲み自転車をこぐおやぢの日常。MT車大好き。

「100年予測」に勝手に追記

 にしても、日本が再び大陸に野心を抱くなんて将来的にあり得るのだろうか? 海洋国家である日本が、大陸に植民地を持つなんて自ら脆弱性を招き寄せてるとしか思えんのだが。現に同じ海洋国家であるアメリカは、海外領土なんざ欲してないでしょ。

  かつて日本が満洲に進出したのは、有り余る人的資源を入植させる土地を求めてのこと。人口激減の21世紀後半に、そんなことする理由が見当たんない。むしろ移民ウェルカムなのに。それも相当に切実に。

 そもそも地政学って、敵国との国境を持つ大陸諸国家においての政治的概念であり、島国である日本やイギリスやアメリカ(メキシコ、カナダが属国なら実質島国)には、通用しないと思う。ある港が交易に適さなくなったら、別の港に行けばいいだけの話だし。

 で、交易が飯の種の海洋国家にとっては「平和な海」が絶対必要。だから、海を荒らす奴は許せない。ドイツのUボートからソマリア海賊まで。そう考えるとアメリカと日本が対立する理由がめっかんない。

 また、エネルギー輸入の問題が切実ならば、アメリカよか日本が先に「宇宙発電」を始めるでしょう。アメリカはそこまで不自由してない。

 宇宙空間は地球よりずっと広いから、発電場所なんざいくらでもある。それでエネルギー問題が解決するのなら、地下資源を原因とする争いの多くは無意味となる。

 宇宙発電所からはマイクロ波を使って、自国に限らず世界中のいろんな地域にエネルギーを供給できるから、自前の発電所を持たない諸国への売電事業も将来性がある。そのネットワークができれば、宇宙発電所への攻撃はすなわち「人類の敵」認定となる。

 で、世界の海の平和を守ってるアメリカこそが、率先して「宇宙の海の平和」も守ることになる。日本その他の国も協力するっしょ。利害関係の齟齬はありえないのだから。

 ということで、地球は平和。宇宙世紀0078にジオン公国が地球連邦に宣戦布告するまでは(笑) 

100年予測

100年予測