三鷹食堂日記帖

飯食い酒飲み自転車をこぐおやぢの日常。MT車大好き。

夢に見るほど懐かしい…

 ふと思ったのだが、「夢に見るほど懐かしい何か」って自分には無い。場所にしても「仲間」の類にしても。学生時代の4年間一人暮らししてたアパートが一時そうだったかもしれないが、もう夢にも見なくなって久しい。人間関係はゼロ。そもそも、他人と一緒に過ごす時間を「黄金」と感じることの無い、精神的欠陥を抱えた人間なのだ。

 早期退職して2年になるが、会社が懐かしいとか恋しいとか、欠片も思うことがないのも、同じ理由だと思う。ああ、漠然とした焦燥感や荒涼とした感じを、リーマン時代末期にしばしば感じていた理由は分かった。仕事と私事の隙間の空き時間を持て余しての「居場所がない感」だったのだ。今は、日々の生活を100パー把握して、思う通りに行動しているから、常に気持ちが落ち着いていて、自分自身を十全に感じている。「一緒にいる誰か」を必要としない精神欠陥人間なので、一人でいるのはじぇんじぇん平気。つか、一人の方がリラックスできる。もちろん「書くこと」が精神安定剤代わりになっている、ということもある。「読む」じゃダメなんだ、書かなきゃ。