まーしかし「食」に関してはレベルの低い国だった。ドゥブロヴニクではキッチン付きのアパルトマンに3泊したのだが、そこまでの旅で外食レベルの低さを痛感していたので、昼食以外は自炊した。ＫＯＺＵＭ（スーパーマーケット）回って食材を仕入れ、嫁さんと二人がかりであれこれ料理して食っていた。
ああそうだ、唯一オリーブオイルは旨かった。日本じゃ「エキストラバージン」と言ってもピンキリで、安いのは「どこらへんが処女やねん？」である。クロアチアで買ったのは、ごくフツーにスーパーの棚に並んでいた安いものだったのだが、摘みたてのオリーブの青さが香りたつ、実に旨いオイルだった。パスタにからめたり、サラダに使ったりと活用した。バターがわりにパン（これがまた旨くないのだが）につけて食すのが一番だった。
地元民にとっちゃこれが「当たり前のオリーブオイル」で、アメリカや日本に出かけて「エキストラバージン」を食す機会があれば「なんじゃこりゃあ！」と絶叫し、「食レベルの低さ」を痛感するのかもしれない（笑）
