学問ちうか、学んだことが実社会で役立つかどうかなんてケースバイケースだと思う。自分の場合、たまたま、まんが編集という「物語をつくる」仕事だったから、神話学や民俗学やユング心理学が役に立った。「作家」だったら、もっともっと、だっただろう。でもケースとしてはレア中のレア。一般に敷衍するのは不可能。
経済学なら、今なお「マルクス経済学」を看板にしてる学者もいるわけだ。彼らにとっちゃ自説のビジネス現場での「有用性」なんて最初っから視野にないし、学問としての「有効性」も同様だろう。ライバルだった「ケインズ=近代経済学」が時代遅れになったのを「ざまあ」と思ってるんじゃないの? マルクスの看板は隠して、ひたすらアベガーしてた手合いもいるでしょう。浜矩子とか。…Wikiで見たら美濃部一族だったんだ。納得。
ちなみに、この世が地獄であるという事実はもう十分に思い知っているので、さらなる証明は不要。「独ソ戦」とかさ。根拠なき希望や夢も聞きたくない。エビデンスに裏打ちされた事実を知りたい。
今現在、自分が知っているのは、少子高齢が止まらぬ日本は没落する一方だろうということ。世界は全体としてより豊かに、かつ平等になり、相対的に「先進国」は、特にその「中流」は、没落していくだろうということ。「モア・フロム・レス」により、地球は滅びずに済むらしいこと。
他に何か知りたいことは? 特に無いかも。日本がダメでも日本以外が経済成長するなら、そこに投資しとけばいい。すなわち、現状ママ。「バフェット銘柄」整理する際に、ダメっ子どうぶつ銘柄売って、代わりにアメリカ&支那の単位株を買ってみるか。それはちと面白い試みかも。マネーゲームとして。