ニューズウィーク日本版の「百田尚樹現象」を読んでたら、インタビューアーの石戸諭が「歴史学の中心的な考え」として「日中歴史共同研究」を持ち出していた。何年かぶりに聞いたよ「日中歴史共同研究」。あんなもんをありがたがる人間が今でもいるんだ。
同じ「歴史学」という用語が、日本語では「学問研究」の範疇だが、中国語では「政治宣伝」の範疇に入る。水と油に等しい両者を無理くりに「共同」しようとして、空中分解した事業じゃんよ。ちなみに安倍晋三の「黒歴史」の一つでもある。
東大京大を筆頭に、アカデミズムに属する歴史学研究者の大半が左巻きなのは何十年来の伝統の「お家芸」なのだが、その彼らにしても、中国共産党のプロパガンダにはお付き合いしきれなかったわけだ。
で、それを持ち出す石戸ってのは、サヨクの皮を被った保守反動の「百田マンセー主義者」なのかもしれない。パンピーでも、ちょっとググれば「こらダメだ」と分かるであろう「日中歴史共同研究」を出してくるなんざ。ううむ、深い…かな?
Newsweek (ニューズウィーク日本版) 2019年6/4号 特集:百田尚樹現象 / 独占インタビュー 百田尚樹・見城徹(幻冬舎社長)
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