昨日は敬老の日だった。総務省の統計によれば、日本の高齢者（65歳以上）は過去最多の3617万人。総人口の28.7％で、世界で最も高いとのこと。2位のイタリアを5ポイント以上上回っているというから、驚きだ。
これが「明るいニュース」だと考えるやつは、まずおるまい。高齢者の数が増えるのは「良くないこと」との認識は、今や国民的常識であろう。ならば、その原因である、平均寿命の伸長、結果である「100歳以上」爺婆の増加も、「良くないこと」だと認識してほしいものである。逆に、高齢者の数が減るのが「良いこと」なら、平均寿命の低下、100歳以上の減少こそが「良いこと」であるというのを「新しい常識」としたいところである。
そして今日は秋分の日、すなわち「お彼岸」。此岸と彼岸のボーダーについて、「壁」がちと高すぎるんじゃないか、てなことも考えてみたい。なかなかサクっとは逝かせてもらえんのが、現在日本の医療事情であるようだからねえ。
