三鷹食堂日記帖

飯食い酒飲み自転車をこぐおやぢの日常。MT車大好き。

「お金2.0」

 要は「お金はツールである」ということ。手段であり、目的ではない。禿同だが、それが言えるのは、ある程度以上のお金をすでに持っている「金持ち」だけ。それ以外の「貧乏人」にとっちゃ「金がないのは頭がないのと同じ」で、人として生きていくため、日々食ってくために、とにもかくにも金を稼ぐのが最大目的になる。

 じゃあ、どうすれば貧乏人が金持ちになれるのか? ベーシックインカムじゃ無理だろう。現在日本の貧乏人は、ちょっと昔のアフリカのパンピーと比べれば圧倒的に豊かだが、その事実をもって「自分は金持ちである」と言えるのか?

 何らかの手段で生活保護を受給し、賃労働はせずに「好きなこと」をして暮らしていくというのは、現在日本なら可能だろう。それが「豊かさ」ということ。ベーシックインカムが実現した未来と本質的には変わらない。自分の代わりに働いてるのが、AIとロボットじゃなく、「他の人たち」であると言うだけの違いだ。

 後、「評判経済」は眉唾。これは「小さな経済圏」読んだ時と同じ感想。「俺、就職せずに芸人を目指すわ」と言ってる奴に対して感じるのと同じ感想でもある。