三鷹食堂日記帖

飯食い酒飲み自転車をこぐおやぢの日常。MT車大好き。

武漢肺炎とインフルエンザ

 皆もうすうす感じ始めているんじゃないかと思うのだが、騒ぎ過ぎだろうよ、武漢肺炎。毎日毎日、どこで1人感染者が見つかったとか、こっちには3人いたとか、細かく報道しすぎ。だから、不安に駆られたパンピーが、ちょっと熱っぽいくらいで病院に大行列作って、医療リソースを無益に浪費している。本当に医療が必要な人への手が回らなくなる。武漢肺炎だけが病気じゃないんだぜ。

 まあ、この先半月ぐらい大きなイベントを中止・延期するとか、通勤せずにテレワークで済ませられるならそうするとか、それなりの対策は必要だろうし、それなりに功を奏するだろう。で、一番の効果は、武漢肺炎を警戒しての手洗いとうがいの励行により、2月に入ってからのインフルエンザの発生率が劇的に下がっていることだろう。

 ちなみに今流行しているインフルエンザは、2009年にパンデミックを起こした「新型インフルエンザ」と同じものだ。なのに防衛手段をキチンととっている人間は意外と少ない。09年当時も今回同様、パニック起こして病院に大行列作ったくせに、今は予防接種すら受けてなかったりする。喉元すぎれば、というやつなのよ。

 インフルエンザが怖い病気であるのは言うまでもない。日本におけるインフルエンザによる死者は2018年が3325人で、19年も3000人を越えている。アメリカはもっと酷くて、この冬はもう1万4000人が亡くなったそうだ。このアメリカのインフルエンザが「実は武漢肺炎かもしれない」と推察してる人がいるが、あほらしい。だったらばさ、支那でもアメリカ並みに大流行して、武漢肺炎の2千ナンボどころじゃない、10万人ぐらい死んでるよ。