夏はロシアの観光シーズンなのだが、外国人で圧倒的に多いのが支那人団体。登録業者による団体旅行の場合、15日までノービザなのだ。他に短期間の観光でビザが不要なのが、香港、マカオ、タイ、それに韓国など。対照的にEU諸国、アメリカ、日本はビザが必要。
このビザを日本でとるには、飯倉のロシア大使館へ行く必要があるのだが、現在日本ではあまり無い、不愉快な対応を体験できる良い機会でもある(笑) 自分は6月のアタマから、何だかんだで4回通うことになった。本番以前にうんざり、が正直な感想だ。
で、行った先じゃ、そこかしこに支那人団体。小旗を立てたガイドを先頭に、ぞろぞろと歩き回っている。ロシアの観光地はどこでも行列、行列で、一番長かったのは、サンクト・ペテルブルク郊外のエカテリーナ宮殿で、3時間ほど楽しい行列体験をさせていただいたのだが、行列全体のざっと三分の二が支那人団体だった。
しばしば困るのは、支那人と間違われること。いや、偏見とかそういうんじゃなく、多くの観光施設じゃ団体と個人客と窓口や入り口が違う。支那人団体の一員と思われて、違うルートに誘導されることがしょっちゅうで、そのたびに「じゃばにーず、いんでぃびじゅある」と説明せにゃならん。
でまあ、支那人団体ってば、広い国から来てるせいか皆様お声が大きいし、お子さま方ものびのびと育って元気いっぱいで、総体的に一緒に行動したくない(笑) ロシアにとっちゃ「いいお客さん」なのだろう。そこかしこに簡体字の表示が出てた。