三鷹食堂日記帖

飯食い酒飲み自転車をこぐおやぢの日常。MT車大好き。

「お金持ち入門」

 てな扇情的なタイトルで突然書いてみる。「皆と同じことはしない」が鉄則。

 自分世代では「テレビを捨てる」が第一歩だった。クルマを買えば幸せになれる、持ち家を買って「一国一城の主」だ、てな消費社会の幻想を垂れ流すテレビとスッパリ縁を切る。で、同世代の大多数がローンを組んでクルマやマンションを買い、出銭(でぜに)ランドで遊んでいるのを尻目に、安アパートに住んで自転車に乗り、自炊して節約する。テレビを観る代わりに本を読む。

 そんな生活を、10年とは言わん、5年も続ければ相当額の貯金、読書によって培われた教養、そして自転車で鍛えられた肉体が手に入る。その時点で30代。野球で言えば三回の表。貯金、教養、肉体と3点を先取。その先、投資するも、独立起業するも、はたまた結婚するも自由自在であろう。

 昨今だとSNSか。24時間繋がって「仲間・絆・ワンピース」で、衣食住から趣味から何からあれこれを日々比較して、見栄を張ったり張られたり。どんだけ時間とエネルギーを費やしてるんだ?

 自己啓発セミナーに行っても、大多数にとっちゃ無駄。皆と同じように努力して、ドングリの一個として同じ目標を目指しても、成功するのは100人に1人。皆がやることをやらずに「資本」を蓄え、それを踏み台に、同世代の大多数が目指せないだろう「高み」を狙ったほうが、100倍分がいい。

「資本」と言ってもいろいろだ。金融資本もあれば、労働力や資格という人的資本もある。地縁・人脈といった社会資本も。若い女性だったらエロス資本も期待できる。

 最低限の「資本」を築いた、野球ならば四回の表以降、具体的に何をするかは、その時点で自ずと分かる。今この場に記すことはできない。つか、自分の頭で考えられずに、人から言われた通りにしよう、なんて手合いは修業が足りない。もう5年、あるいは10年「貯金・教養・肉体」を強化することだ。

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