三鷹食堂日記帖

飯食い酒飲み自転車をこぐおやぢの日常。MT車大好き。

非日常の地元消費

 先日の北千住も、昨日の赤羽もそうだったが、商店街のそこかしこで、「弁当」売ってたりテイクアウトやってたりで、縁日や学園祭みたいに盛り上がっている。武漢肺炎空騒ぎ、それ自体が非日常感覚をもたらす、一種の「お祭り」で、売り手も買い手も皆一緒にわいわいと高揚している感があるからだろう。

「お祭り」と呼ぶとは不謹慎な、との誹りがあるかもしれないが、京都の祇園祭が「疫病退散」のための「御霊会」をルーツとするように、武漢ウイルス退散のための「お祭り」が民衆の間から自然発生したとしても、何の不思議もない。

 普段はお店で、そこそこのお値段で出されている料理が、手頃な値段でテイクアウトできる、というのも、客としては「美味しい」わけで。町中を盛んに行き交うウーバーイーツのチャリ連中も、非日常的的風景の一部となっている。

 例年のGWなら国内外に旅行に出かけている「プチリッチ層」の大半が都会の自宅にいて、地元の飲食店で「旅行分」を消費しているわけで、地元への経済効果は相当のものがあるんじゃないかと思う。で、行きつけの店だと「非常時を乗り切ろう」てな一体感の盛り上がりもあるわけで、その後はその店を今まで以上に贔屓することになる。地元消費がトレンドとなり、支那観光客その他のインバウンドなんて要らーん、てな方向に動いてく。多分にヤンキー臭く、自分の性には合わんのだが。