「全国民に現金給付」とか、勘弁してほしい。「リーマン・ショック時の1万2000円以上」が多いか少ないかとか、そういう低次元の話も聞きたくない。
ああ、それと「消費税減税」も、中長期的なヴィジョンでやるならともかく、「武漢肺炎対策で可及的速やかに」てな「目先」はダメ絶対。
バラマキとはちょっと違うが、日銀の市場介入であるＥＴＦも、この際やめにしてほしい。それで株価が下がるなら、とことん下がればよろしい。それが「市場」というものでしょう。
本当に困ってる人を救うということならば、生活保護の拡充ですよ。生活保護が必要な状況なのに、さまざまな理由で受給できていない人たちが相当数いる。そういう人たちを助けるためにこそ遣うべきお金が、税金でしょ？
それ以外の国民は、自主的自発的に助け合おう。自分が知ってる限りで十分。武漢肺炎感染が致命的なのは、ほぼ高齢者限定。それ以外は、積極的に外出して「今までよく行ってたけどこの騒ぎで行かなくなったお店」で外食して、お酒も飲んで、売り上げ防衛に協力してあげよう。海外旅行は当分できなくなるから、国内旅行に切り替えて「ディスカバージャパン」なる死語を復活させよう。
高齢者は、この際自分も含めてだが、自己防衛しよう。きちんと食事し、睡眠を十分にとり、適度な運動（ラジオ体操くらいで十分）で、免疫力を高めよう。酒と煙草は控えよう。無用な外出はやめよう。パチンコ、パチスロから足を洗おう。病院通いを見直そう。朝早くからトイレ紙行列に並ぶのもやめよう。外出から戻ったら、石鹸で手を洗おう。
これだけで、武漢肺炎はもちろん、インフルエンザその他の大概の感染症から、身を守ることができる。
でだ。国民諸氏は「バラマキ」に踊らされないこと。目先の「消費税減税」が、実は一番悪質な「バラマキ」だ。「そもそも消費税は悪法だから廃止すべき」という手合いは次元が違うからお相手できない。「一時的に下げればいい」という減税論こそ、耳に心地よい分悪質。違うと言うなら、将来のどの時点で税率を現状に戻すのかを明言しなさい。そして、その発言に責任を持ちなさい。
例えばこんな風に。「消費税を5％にする。1年後、もしくは日経平均が〇〇円以上になった時点で10％に戻す」と。「日経平均」というのは、たまたま自分が馴染んでる指標を出しただけで、他に適当な指標があれば、それでいい。「景気が上向いたら」とか「国民が豊かさを実感できるようになったら」とかはダメ。
