バフェットはアメリカの英雄なのだ。軍人でも政治家でも発明家でもスポーツマンでもない、投資家として。で、投資家が英雄たりえるのがアメリカという国の特殊なところ。バフェットが英雄=ロールモデルならばこそ、アメリカの資本主義は滅びない。それは確実に言えること。
日本にバフェットはいるか? おらんだろ。ホリエモンや村上程度が「ヒーロー」なのが(だったのが?)、現在日本の資本主義の、根本的な安っぽさに通底してる。現在日本においては、投資家は未だ人間の屑。唾棄されるべき、金の亡者のユダ公のスクルー爺なのだ。それこそが現実。
文庫・スノーボール ウォーレン・バフェット伝 (改訂新版)〈上・中・下 合本版〉
- 作者:アリス・シュローダー
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2014/12/26
- メディア: Kindle版