まず目についたのが、安楽死制度の法制化をワン・イシューにした「安楽会」。なるほど「こういうの」もあったか、と目ウロコだった。ちなみに代表の佐野秀光は「支持政党なし」なる、ワッタナイスネーミン！の政治団体の代表も兼ねていて、過去、参院選、衆院選に候補者を出している。
もう一つの目玉は「ＮＨＫから国民を守る党」、略して「Ｎ国党」。先の足立区議会選挙で26歳の女性候補者が得票数8位で楽勝当選だったはずが、住民票を区内に移してなくて失格したという、おそ松さんぶりを発揮したのも記憶に新しい。
浮動票のうち、若者はＮ国党、爺婆は安楽会に行くのかもしれん。そりゃそれでいい。国民の不安をいたずらにかきたて、甘言を並べて支持を得ようとしている野党が票を食われて困るだろうが、それこそ望ましい展開。とまれ、棄権するよか10倍マシ。
