三鷹食堂日記帖

飯食い酒飲み自転車をこぐおやぢの日常。MT車大好き。

老人の国

 武漢肺炎に端を発したあれこれで、皆も分かっただろう。若者においては単なる風邪だが、老人には恐ろしい新型の風邪。そもそも、インフルエンザを筆頭に、あらゆる風邪は老人にとっては恐ろしいのだが。
 その武漢肺炎に老人が怯えた結果、マスコミ報道は武漢肺炎一色になった。こどもらは義務教育を受ける権利を奪われたし、センバツは中止になった。経済は冷え込みまくってる。
 現在日本は「老人の国」。老人がすべてを支配していて、老人の既得権を耳糞ほどでも削ろうとしたら、政権がひっくり返る。
 ワリを食ってるのは若者。奴隷のように働かされて、老人に搾取されまくっている。君らが払ってる税金も、社会保険料も、その相当部分を老人に奪い取られている。
 何でこんなことになっているのか? 原因はいろいろあるが、重要な一つは、選挙の投票率。若者の投票率は、老人よりも格段に低い。ならば、政策が老人重視になるのは当然の結果だろう。さらに組織票、すなわち絶対に自党に投票する人間たちを強固に組織した党が与党野党にそれぞれあり、どちらも老人ファーストの政策を掲げている。
 若者がちゃんと選挙に行って、自分が選んだ候補者に投票するならば、その分「老人権力」は確実に後退する。
 次の選挙には、ぜひとも投票してほしい。誰でもいい。自分が「これ」と思った候補者に。その一票こそが「老人の国」を改革する一矢となる。