三鷹食堂日記帖

飯食い酒飲み自転車をこぐおやぢの日常。MT車大好き。

ま、死にはせんよ

 だから、とりあえずは勉強をがんばっておけ、身体を鍛えとけ、という、実に平凡な結論となる。年寄りから若い連中に対しては、そのくらいしか言いようがない。でも、届かんのだよな。自分自身の過去をふり返れば良く分かる。で、何が「届く」かと言えば、寺山修司アジテーションだったり、ちょっと上世代の五木寛之デラシネなんちゃらだったりなわけだ。寺山は随分前に亡くなったが、五木は未だ健在で、近年は「晩年の心得」的なことを説いている。「後進へのアドヴァイス」という点じゃ、昔も今も変わらない。

 最近だと誰だ? ホリエモンとかかいな。「好きなことだけやれ」とか「もう働かなくていい」とか、若者の耳に優しい言葉をくりかえし語ってくれる。それはそれでいいだろう、と思う。そこから導かれる結果を受け入れるだけのことだ。ま、死にはせんだろう。

 でも、一つだけ。自分らより、社会的な立場が弱かったり、貧しかったりしている連中はどうしているだろう? 具体的には「日本に来ている若い外国人」だ。韓国人とか中国人、ミャンマー人とか。連中は、自分らと同じことをやっているか? それは確認しておいたほうがいい。彼らが、違うことをやっているとしたら、そこから導かれるのは、どんな未来だろう? その未来もまた受け入れなければならない。ま、死にはせんよ。もっぺん言っとく。死にはせん。