三鷹食堂日記帖

飯食い酒飲み自転車をこぐおやぢの日常。MT車大好き。

続き

 若者の皆様におかれましては、そこまで考えた上で、「若者煽り本」を読むことをお勧めする。読んで煽られる自分自身は、いかなるポジションにいるのか。天才なのか凡人なのか。

 例えばさ「甲子園に出場した君たちにとって、日本のプロ野球界は、ふさわしい場所じゃない。アメリカ行ってメジャーを目指せ」と書いてあれば、「あ、これは自分には無関係」と分かるだろ。

 あるいは「とりあえずTOEIC受けて、800以上取れたら、次に進むべし」と書いてあれば、「自分には無理絶対」と分かる。

 もちっと身近な例で言おう。「学ぶための本」の代表は教科書だが、すべてそういう作りになっている。中学生に、いきなり微積分や交流電流の計算式を教えたりはしない。それを学ぶための準備ができている人間を相手に「その次」を教える。「煽り」はゼロ。つか、煽られても理解できんしね。

 まあしかし「若者煽り本」はそういうもんだよね。五木寛之寺山修司もそうだった。で、自分はまんまと煽られて上京したわけだ。それを許してくれて、大学の学費と生活費を4年間払ってくれた親にはホント感謝してる。