三鷹食堂日記帖

飯食い酒飲み自転車をこぐおやぢの日常。MT車大好き。

怪我とリハビリ

 「油断一秒怪我一生」を中国人に読ませると「一秒でも油を切らせたなら、私を一生非難してください」という意味に読み取るという。良く知らんが。とまれ、自転車で一回すっ転んだだけで、エライ目にあった。全体重を乗せてアスファルトの地面に叩きつけてしまった左腕が、あまりに痛いんで、骨折したかと思い、病院行ってレントゲンを撮ってもらう。骨は無事だった。でも、左肘の関節をひどく捻挫していて、半月ほどは寝返り打つのも大変だった。1か月経った今でも、まだ本調子とはほど遠い。

 だけどまあ、それまでの3か月ほど、筋トレで上半身の筋肉を相当に増大させてたんで、骨折を免れたんじゃないか、と前向きに考えることにする。さらに、自分一人の転倒で、クルマその他が絡んで無くて良かった、とも。死にますからね。

 で、筋肉という奴はトレーニングをサボれば簡単に衰えるので、事故の二日後から筋トレを再開している。プッシュアップは無理なんで、スクワットと腹筋。せめて右腕だけでもと、立ってやるプルとプッシュ。ここでありがたかったのが、ウェイド先生の「プリズナー・トレーニング」。基礎中の基礎である、ごく軽い運動から紹介されているので、リハビリにはうってつけである。

 負傷により、その回復過程を自ら体験することになり、学ぶことが多かった。肘を痛めると、それをかばうために隣接した関節が無理をするのだろう。肩と手首もおかしくなった。寝て起きた朝には左半身全体がガチガチに固まっているので、動かせるところ…指から順に動かしていく。病院では、腕を固定するプラスチックの板を当てて、包帯でグルグル巻きにされたのだが、最初の晩に「ハリツケの拷問を受けてる悪夢」にうなされたため、半日で外してしまった。骨折していないなら、多少痛くても動かせるほうが良かろうと勝手に決めて、逆に、固まってしまわないように、少しずつでも動かすようにしてきた。

 アルコールは完全禁止。医者に言われるまでもない。ビール一滴ですら、飲みたいという気持ちが完全に消し飛んでいた。2週間断酒して、その後もあまり飲んでいない。晩酌に2合とか、そんなもん。酔っ払って寝る、なんて恐ろしいことはとてもとてもできないので、晩飯時以外はほぼ完全にシラフである。