三鷹食堂日記帖

飯食い酒飲み自転車をこぐおやぢの日常。MT車大好き。

地道に自転車スキルアップ中

 ゾーンたんのフロントのギアを徹底的に清掃したく、クランク外しを試みる。「自転車トラブル解決ブック」を頼りに「コッタレス抜き工具」なるものをワイズで買ってくる。まずは、その特殊工具を逆向きに使ってモンキーレンチで回し、14ミリの六角ボルトを抜かねばならないようなのだが、これがどうにも手に負えない。ハンズで30センチのモンキーを買ってきて、満身の力を込めてみるが、びくともしない。これ以上右腕の筋肉酷使すると、半年以上かけて完治しかけてる腱鞘炎が再発しそうで怖い。
 ドゥイットマイセルフはあきらめて、ゾーン買ったAB自転車に持ち込む。ワイズみたいな「プロショップ」の類じゃない「町の自転車屋さん」。ABちゃん、レンチで試してみるが、やっぱびくともしない。圧搾空気を使うレンチを持ち出して、あっさり外す。「インパクトレンチ」という工具らしい。組み立て時に同様の工具使って機械締めしてるから、そもそも手作業で回すのは無理、ちうことらしい。左側のクランクもいっぺん外してもらう。ペダル同様の逆ネジかと思ったら、順ネジだった。こんなことすら知らなかった。
 帰宅して作業再開。右左のクランクを外す。六角ボルトはすんなり外れた。ABちゃんのアドバイス通り、コッタレス抜き工具にグリースたっぷりつけて注意深くねじ込む。
 外してみて、ようやっと「クランクがどのようにボトムブラケットに取り付けられていたか」が理解できた。BBから突き出した四角柱形のシャフトがクランクの四角穴に入り、最初に外したボルトでがっちり締め込まれる。外す時は、ボルトを外しただけじゃダメで、クランクの四角穴のさらに外側の雌ネジに、コッタレス抜き工具の雄ネジをはめこみ、工具から中押し棒をねじり出して、シャフトからクランクを抜き出す、と。実際にやってみれば一目瞭然だが、ネットで調べたり、本読んだだけじゃ分からなかった。
 外したクランクを徹底的に掃除。パーツクリーナーを吹き付け、歯ブラシで汚れを落とす。ギアを完全にバラして洗おうと思ったが、工具が足りなくてダメ。「ペグスパナ」というのが必要なのか。なるほど。おまけに手が滑ってギアの歯で左手薬指の甲側を切ってしまった。その上、アーレンキーの使い方が悪くて、ネジ穴をナメてしまい、結局外せずじまい。ウェスを細かく切って、細いアーレンキー使ってギアとギアの間に押し込み、取れる限りの汚れを取る。
 かなりキレイになった。アウターは使い込んだ感じで銀黒のまだらだが、センター、インナーは銀色ピカピカ。
 シャフトも清掃。ただし、ディグリーザー類つけてBB内のグリースがどうこうなるのは怖いので、ウェスでの空拭きにとどめる。そんでもキレイになった。新車納入以来、いっぺんも触っていないところだもんなー。1年半分の汚れが溜まっていたわけだ。シャフトがオクタリンクじゃない、旧式の「四角」だったのを確認できたのもでかい。知らずにオクタリンクのクランク買ってたら無駄になった。
 左右のクランクを取り付ける。と、チェーン戻すの忘れてた。右側もっぺん外して取り付け直し。試運転の感触は上々。地道にスキルアップ