三鷹食堂日記帖

飯食い酒飲み自転車をこぐおやぢの日常。MT車大好き。

洞爺湖サミット

サミットがらみの警備強化で東京はどこもかしこもおまわりであふれてる。うちの近所は町工場とマンションが混在する「準工業地域」なのだが、そんな街角の交番のおまわりも日がな一日立ちっぱなしで周辺監視。こんなとこでサミット狙ってのテロやる奴なんかいないって。
そのサミットでの重要議題は、地球温暖化防止のCO2削減。こんなもん、ホントに実現可能だと思ってる「首脳」が一人でもいるのだろうか? 化石燃料が採算ベースで採掘され続ける限り、絶対に無理だと思う。
「自転車乗ってます」と言うと「エコですね」とか「地球に優しい」とかほめるスジの人々がいて、こちらは微笑みをもって対応するしかないのだが、正直そんな気持ちは欠片も無い。実際のとこ、自転車パーツの材料のうち、アルミは火力発電も含んだ電気エネルギーの産物だし、スチールは鉄鉱石とコークスの産物。CO2出しまくり。しょっちゅうパンクしては交換するチューブやタイヤの原料は石油だろ。その自転車が快適に走りまわれるためのアスファルト舗装は、石油消費文明の副産物。
最近流行?の「エコバッグ」なるものもアホくさくてしょうがない。スーパーで買い物してプラスチックバッグに入れてもらうとして、そのバッグをそのまま捨てる人はいないでしょ? プラスチックバッグの圧倒的多数は「ゴミ袋」に転用されて捨てられてる。それを「エコバッグ」に置き換えるとして、「エコバッグ」を生産するためにCO2が発生するし、ゴミ袋は別に買わなきゃいけないから、そこでもCO2が発生する。
最大にアホくさいのは「ハイブリッドカーに買い替える」。あんたが現在乗っている車を壊れるまで乗り続けることによって発生するCO2が、「ハイブリッドカー」の生産とその後の使用によって発生するCO2を上回ることなどあり得ないと思うのだが如何に。
そこらへんを考えてないなら単なる馬鹿だし、考えた上であえてやってるなら偽善者だ。
さらに言えば、人間存在そのものが地球環境に対する負荷であり、日本も一員であるところの先進国民ならなおさらのこと。ならば、人口を減らすことが最大の「エコ」であり「地球に優しい」だろ。「少子化」大歓迎だろうし、「平均寿命」は今後減少に転じることが望ましい。そこまで考えた上で「エコ」を主張するなら、ちょっと論評し辛いレベルに至る。「総統もご満足であろう」てな(笑)