三鷹食堂日記帖

飯食い酒飲み自転車をこぐおやぢの日常。MT車大好き。

部活自転車

荒川の河川敷には野球やサッカーのグラウンドがいくつもある。上流方向へ行くと、学校や企業の運動部が専有しているものもある。で、小学生から社会人までの運動部諸氏が「声出していけー!」とか「ファイ!ファイ!」とか毎日がんばってるのだが、一つ気になるのは彼らの自転車。
大半がママチャリなのは当然として、サドルの高さもママチャリポジション。座ったままで足がぺったり地べたに付く高さだ。そんな自転車で、でも、オバチャンたちのようにゆるゆる走るだけじゃない。仲間内で競走したり、土手の坂を立ち漕ぎで登っていったりする。
あれじゃ筋肉痛起こすだろ、と思う。自分自身の経験から良く分かるのだが、ママチャリポジションで長時間ハイスピードを出そうとすると、太腿やふくらはぎの筋肉が痛くなり、ひざや足首が痛む。背がぐんと伸びる中学生あたりだと、骨に障害が出るかもしれない。
運動部であり、それなりにちゃんとした監督やらコーチがいるだろうに、指導してやらないのだろうか。具体的には、ようやっと爪先立ちになるくらいまでサドルを上げること。簡単だ。もっとも昭和30年代生まれの自分には簡単な作業だが、平成生まれの長い足に合わせてママチャリのサドルを上げようとすると、ポストが抜けてしまうのかもしれない。
だったらば、スポーツ自転車に買い換えるよう薦めるのもコーチの仕事ではないか? 安いものなら実勢価格で2万円台からある。ユニホームや揃いのスポーツバッグなどに金をかけるより、ずっと有意義じゃないかと思う。
ついでに「走行マナー」も教えてやってほしい。一列縦隊原則のサイクリングロードで、2列ならまだしも、4列5列で道一杯に広がってガチャガチャ漕いでいる。右側を走る馬鹿もいる。体育会の厳格な規律は組織内だけのものであり、「外」に対しては「大会出場辞退沙汰」にでもならない限り、放埓極まりないものであるというのは、これまた自分自身の経験で分かっているのだが、これもスポーツの範疇であるところの自転車に乗るところまでは、キチンと指導してほしいものである。