整備作業その１は、スプロケット洗浄。昨年6月に納車して以来、一度もばらしたことのない部分。まず、ゾーンたんを逆さまに置いて、後ろブレーキをフリーにし、後輪のクイックレリーズを緩めて後輪を外す。
クイックレリーズのシャフトを抜く。うわ。シャフトもスプリングも煤みたいなので真っ黒。ステンレスボウルに放り込み、灯油を注いでおく。これまた煤で真っ黒なロックリングにスプロケット外しを取り付ける。スプロケット外しをモンキーレンチではさみ、スプロケット回しをギアに巻きつけて空回りしないように固定し、レンチを逆時計回りに回す。ロックリングが外れる。灯油プールにご案内。
ギアを一枚ずつ外していく。8枚全部バラバラに出来るのかと思いきや、トップギアと次の2枚だけ外れて、残り6枚は一体化している。おかげで灯油を使っても今いち汚れが取りきれなく、もどかしい。
歯ブラシやら爪楊枝やら使って、取れる限りの汚れを取る。灯油がたちまち真っ黒になる。ウェスで拭いて乾かし、最後に軽くディグリーザーを吹き付けておく。灯油で洗っただけだと乾いた後で錆びるような気がして。
フリーハブも灯油＆歯ブラシで洗浄。グリースを塗って、スプロケットを組み付け、ロックリングで止める。ロックリングにスプロケット外しをかませ、レンチで時計回りに締めて完了。クイックレリーズを戻して、自転車本体に組み付ける…と、うまくはまらない。
なぜだろう？ としばし考え、整備指南書を調べる。スプリングの向きが逆になっていた。狭いほうを内側にしなけりゃいけなかったのだ。やり直して、組み付け完了。
