三鷹食堂日記帖

飯食い酒飲み自転車をこぐおやぢの日常。MT車大好き。

自転車で箱根

自転車乗り始めた当初は、坂道を忌避していた。荒川など川沿いの平坦ロードをもっぱら走っていた。自宅⇔勤務先の中山道から白山通りも白山以外はほとんど平坦だ。
だが、先日の長期休暇で瀬戸内海を周遊し、特に小豆島一周を達成して、坂道何するものぞ、という野心が芽生えた。通勤用のママチャリならいざ知らず、スポーツ自転車のハシクレであるヘリオスP8ならば、軽自動車が通行するレベルの峠道は楽勝で超えられる。いや、超えてみせよう、と。
思いついたのが箱根。今を去ること四半世紀以上前、まだ10代だった三鷹は、原付バイクで東京⇔京都旅行を敢行したのだが、最大の難所が箱根だった。登りはオーバーヒート寸前まで行き、下りは濃霧のゼロ視界にキンタマ縮んだ。ここを自転車で走破できれば、一皮剥けれるかも、と。
で、チャレンジしたですよ。40代親父としての用意を周到に。金曜の終業後にヘリオスで東京駅へ。小田原まで輪行して、ビジネスホテルで1泊。翌朝6時過ぎにヘリオス組み立てて出立。国道1号線を走る。途中コンビニ寄っておにぎり買い食いして燃料をチャージし、箱根湯本から本格的な登り坂。
結果的には、何とか行けちゃうもんです。足に無理な負担をかけないようにギアを一番軽くして、疲れぬよう休まぬようペースを守って漕いでいく。元箱根まで約2時間で到着。
湖畔の釣り宿でタヌキソバ1杯かっこんで、箱根神社にお参りして、帰路は三島方向。箱根峠まで登った後は、20km以上ずーっと下り道。最初は「ひゃっほう」気分で40km/h以上ですっとばしたが、ヘリオスじゃそれ以上は怖い。適当に減速しながら行くが「果てしない下り」は「登り」の数段退屈。
三島まで走って「箱根八里」コンプリートと自己満足。三島駅前で昼飯食って、新幹線で帰京する。東京駅から自宅まで走り、総走行距離は62.15km。
身体は疲れたが、太腿その他の筋肉痛はほとんど無し。いつもの遠出よりも、膝がじゃっかん痛んだか。