三鷹食堂日記帖

飯食い酒飲み自転車をこぐおやぢの日常。MT車大好き。

自転車「整備」日記

まずは洗浄用の灯油を調達。車で出たついでに近所のセルフGSに寄って「2リットルだけ」買えるかどうか聞いてみる。用途を聞かれたので正直に答える(嘘をつく必要は無い(笑)) いちおうペットボトルの空いたのを持って行ったが、そんなもんじゃ用は足りない。エンジンオイル4リットル缶の空き缶を貰って、それにセルフ給油。2リットルきっかり入れる。156円。安い。
その日は風が強かったので作業断念。昨日祝日一家総出で荒川を走った後、午後自宅ベランダで作業する。コンクリートの床に新聞紙を敷いて、ヘリオスにディスプレイスタンドかませて設置。と、後輪を外すのにスタンドはかえって邪魔だと分かる。タイヤの空気を抜き、ブレーキワイヤーを外して、クイックレリーズを解除して、後輪を外す。やってみたら簡単。ここまでの手順は、ヘリオス購入した上野の自転車屋で実演レクチャーを受けていたし。
外した後輪をステンレス製ボウルの上に置く。灯油を使い捨てのプラスチックカップに注いで、古くなった歯ブラシを浸し、ギアをこする。こびりついていたタールがたちまち溶けて、黒くなった灯油がボウルに滴り落ちる。歯ブラシじゃ毛足が短くてギアの内部まで届かないのが失敗。それでも、相当にきれいになる。
後輪をフレームに装着する。ディスプレイスタンドを取り付ける。
続いてチェーンの洗浄。これは、以前買った洗浄キットを使う。プラスチックのケース内に回転ブラシが複数あり、ケースに洗浄液を入れてチェーンに取り付け、カラカラと空回しするとチェーンが洗浄され、ギアの汚れも取れる、というもの。「環境に優しい」と銘打たれていた洗浄液は使い果たしていたので、「あまり優しくない」灯油で代行。たちまち汚れが落ちる。何度か灯油を交換。後部ディレイラーの小さなギアがタールまみれだったので、灯油付きブラシでこする。前のギアも同様に。
小一時間の作業だったが、見違えるほどキレイになった。フレームのタール汚れも、灯油をつけたボロ布でこすると簡単に落ちた。あんまり簡単なので、塗装(アルミポリッシュだが)を傷めるほうが心配。
灯油を拭き取り、乾かした後、注油。洗浄キットについてきた比較的粘度の高い油を注す。注し過ぎないように注意し、ディレイラーを動かして全ギアに油を行き渡らせ、ボロ布をチェーンに当てて余分な油を除去する。購入当初、チェーンが錆びるのが怖くて、必要以上に油を注したが、埃や砂粒を呼び込んでドロドロザラザラのタールと化してしまった。それに対する本格的洗浄が今回だ。「注しすぎた油はタールと化す」 一つ覚えた。
クイックレリーズの締め加減を確認。タイヤに空気を入れる。ブレーキワイヤーを戻す。試走に出立。
と、その前に、真っ黒に汚れた灯油(およそ400cc)の処理。新聞紙に滲み込ませ、ゴミ袋に入れ、さらに新聞紙で包んでゴミ袋に入れる。油が滲み出して袋を侵すのではないかと思うがゆえのひと手間。現にプラスチックカップは白く変色し、変形した。灯油臭さのカケラも無いほど完全に密封。これなら「燃えるゴミ」で無問題だろう、と。
(ちなみに「ゴミ行政」的には「灯油」は「収集不可」で「買った業者に持ちこめ」なんだよねー。ゆえに「その先どうしたか」は書かない。少なくとも「下水にジャー」はしていないよん、ちうことだ)
で、試走。2キロほど先の商店街まで、夕食の材料調達に往復する。ギアチェンジするとカシンカシンと小気味良い音が響いて、カッチリとギアがはまっていく感じ。調子良好。気持ちいいじゃん。ああ、これでまた一歩「自転車」にハマってしまったなあ。