三鷹食堂日記帖

飯食い酒飲み自転車をこぐおやぢの日常。MT車大好き。

フリーハブ、オーバーホール

愛車ゾーン・ストリートのチェーン交換のしばらく前から、チェーンとギアが時たまズレるような感覚があり、それが交換の動機だったのだが、交換後も同様の症状が出る。それも次第にひどくなり、踏み込んだ瞬間にペダルが半回転近く空回りしたりして怖い。
自分なりに原因を考えてみた。
1.チェーンとギアの規格違い
「純正」チェーンがIG規格で、交換したチェーンはHG。で、後輪のスプロケットがHG規格だったというのは前に書いた。リアが無問題なら、フロントに問題があるのではないか? → フロントのチェーンホイールには型番が見当たらなかったので、宮田の「お客様センター」に電話して確認してみた。ゾーンたんのフロントはシマノのFC-M341Lで、HG規格とのこと。
2.ギアの摩耗
「チェーンとスプロケットは同時交換が原則」てなことを書いているサイトもある。新しいチェーンと古いスプロケットで相性が悪いのかもしれない。 → 特に減ってもいないし、変形も無い。
3.チェーンの取り付けミス
繋ぎ目が不完全なのかもしれない。長さを間違えたのかもしれない。 → 見たところ適正な張り具合。
4.油切れ
注し過ぎたオイルはすべてタールに変化する、と経験上学んだので、チェーンやギアにディグリーザーかけた後は、最低限のオイルしか注さず、各ギアに回した後は徹底的に拭き取っている。それがアダになり、油切れを起してる。 → いつもの3倍オイルを注し、軽く拭いただけで走ってみたが、同様の症状が出る。
完全に手詰まり状態。プロに頼ることとし、買った自転車屋に持ち込む。ざっと自転車を見て、症状について聞いて「フリーのトラブルでしょう」と診断される。チェーンは無問題。ギアが原因の歯トビなら、特定のギアで出るのだが、三鷹の場合は不特定。ハブ内部に汚れが詰まり、ラチェットの爪がちゃんと噛まなくなっているのだろう。フリーのオーバーホールが必要、とのことだった。
で、1日入院させて、その結果…完全復調!
まったくズレが無くなったのが、逆に珍妙な感覚。思うに、ペダルにトルクをかけた瞬間、多少のきしみやズレが生じる状態が過去数カ月は続いていて、それが当たり前になっていたのだろう。故障を故障とキッチリ自覚せずにズルズル過ごし、どうしようも無くなって初めて「入院」と相成る。自転車ではなく、人間の、中年以降の病気アレコレを連想してしまった。反省せねば。