三鷹食堂日記帖

飯食い酒飲み自転車をこぐおやぢの日常。MT車大好き。

「富裕層」間格差

 今さらながら、世の中は富裕層(以前から)と金銭リテラシーのある連中(最近は若者が主体)にお得なようにできている。で、ワリを食うのが貧乏人と金銭リテラシーのない連中、さらにテクニカルイリテラシーの高齢者なんだ。

 クレカはホント分かりやすい。年会費の数倍のポイントをゲットする即金ユーザーがいる一方で、リボ払いやキャッシングでサラ金レベルの利息を払ってくれるユーザーがいる。そして手数料を払ってるお店。この三者をガッチャンした利益が、クレカ会社の取り分だ。やがては、お店手数料格安の「ペイ」系に取って代わられるだろう。その場合も、即金>サラ金の損得構造は、そのまんま引き継がれる。

 窓口で人間が対応してくれるのがフツーだと思ってる高齢者は、それに相当する手数料を払わされる。それを原資として、ネット基本の若い衆は全てが無料となる。さらにディスカウントされる。

 ああそうか。上記「富裕層」も実は2種類なんだ。最上級のおもてなし&最大級のディスカウントを要求する、モノホンの富裕層と、見せかけのおもてなし&割高サービスを売り込まれる、なんちゃって富裕層と。後者は、銀行からの「お薦め」で、仕組債やら投資信託(手数料てんこ盛り)をまんまと買わされるわけだ。

 最初っから「富裕層」なんぞとは無縁のスクルー爺は、1円、いな1銭にこだわる。日頃株価や為替を見慣れていりゃ当然のこと。日経平均が1円動けば、ン億円の資産はン万円増減するし、為替が1銭動いても同様。そこらへんの感覚がないのが成金。宝くじで1億円当たったから、100万円は小銭、とか思ってる。たやすく銀行その他に食いつかれ、とことん生き血をすすられる。