三鷹食堂日記帖

飯食い酒飲み自転車をこぐおやぢの日常。MT車大好き。

世代間戦争が始まる

 最初に警告しとく。高齢者は死にたくなければ自己防衛しろ。不平不満をアピールすれば「誰かが何とかしてくれる」時代は終わった。もう誰もあんたらを守ってはくれない。

 猖獗する武漢肺炎対策で、日本は実質的に「集団免疫獲得戦略」に舵を切った。「緊急事態宣言」が5月末まで継続しようが、そもそも「自粛要請」でしかない。その「自粛」も連休明けまでで、5月7日からは、なし崩し的に経済活動が再開される。武漢肺炎ウイルスを保持した人間が、感染自覚がないままに、そこかしこで活動することになる。だって、そうしなきゃ暮らしていけないから。生きていけないからだ。

 若い現役世代にとって武漢肺炎は、とりたてて「怖い病気」じゃない。感染しても発症しない場合が多いし、発症しても多くはインフルエンザ程度。重症化し、死亡するケースも無いとは言えないが、怖がるほどじゃない。それより怖いのは、仕事ができなくて収入が減ること。さらに失業すること。そして経済死を余儀なくされること。死にたくないから働くんだ。命がかかっているんだよ。

 高齢者の収入は老齢年金で、今回の武漢肺炎騒動じゃ、1円も減ってない。なのに「10万円給付」なるアブク銭まで手に入る。「緊急事態宣言」の「自粛」がどれだけ続こうが、経済的危機とは無縁。その高齢者にとって、武漢肺炎は「死病」。感染すれば、かなりの確率で重症化し、死に至る。「持病あり」なら、さらに可能性が高い。実際のところ「持病なし」の高齢者は、ほとんどいないでしょ?

 太字部分を拾い読みするだけで、現役世代と高齢者と、経済面と対武漢肺炎面での対立構図がハッキリ見えるだろう。はい。このシチュエーションが、すなわち「世代間戦争」。武器は武漢ウイルス。

 この戦争を、高齢者が生き延びる手段はただ一つ。自宅に厳重に引きこもり、ウイルスを完全にシャットアウトすること。ウイルスは風に乗って飛んでくるもんじゃないし、飲食物に隠れ潜むものでもない。ウイルスを運んでくるのは人間。その人間との接触を断てば、ほぼ確実に感染しない。

 自分の身を守れるのは自分だけ。国も社会も何もしてくれない。逆にウイルスを蔓延させて、高齢者の死亡率を上げようとしている。あくまで「結果的に」だが。それが「世代間戦争」。