突然だが、「売春」が最適解なんじゃないかとエウレカした。男の「乱交脳」と女の「純愛脳」をすり合わせ、両立させるものとして。故に「世界最古の職業」として続いてきた。
「乱交脳」が望むのは、可能な限り多くの若い女（受胎可能な）とのやり逃げによるDNA拡散。「純愛脳」が望むのはアルファ男の独占もしくは寡占による、富のゲットとこども（DNA）の養育。
そこに金銭を介入させることにより、互いの欲望の半分を実現する。すなわち、男にとっては払える金銭次第で「多くの女とのやり逃げ」は手軽に実現するが、こどもは生まれない。女にとってはアルファ男とは無縁となるが、富は確実に手に入る。
男サイドによる、望ましい社会設計は、女を「貞淑な妻（とその予備軍）」と「多淫な娼婦」に二分すること。で、後者で「乱交脳」を満足させつつ、前者でDNAを維持する。両者は完全に分断されているのが理想。自分の嫁さんが、兼業娼婦で稼いでいたら、生まれてくるこどもの父親が誰か分からなくなるから。
女サイドからすれば、勝利戦略は男アルファの完全独占。それが無理なら寡占。すなわち一夫多妻制。その上で、夫を「娼婦」から完全に分断すること。逆に、もしも卑賤な生まれで「娼婦」として稼がざるを得ないとしたら、男アルファを狙う。「妻たち」の裏をかいて濃密な性愛関係を構築し、多額の金銭を引き出す。ワンチャンでアルファの種を受胎して、こどもを産めば最強。末永く養育費的なものをゲットできるし、正妻以下に男子が生まれないなど、運が良ければ桂昌院的成り上がりも夢じゃない。
アルファは無理でも、ベータクラスの男たちを相手に、エロス資産を高値で売り抜き、短期間で足を洗う。過去を完全にロンダリングして、「よりマシ」な男の「妻」におさまる。すなわち必要なのは、自分の過去を知らず（知っても問わず）に「妻」として受け入れ、それ以外の女（娼婦）との関係を一切断ち切る、自分専用の純愛男。
