オタクの自己認識は「男としてナンバーテン」だから、作品世界に男の存在は許せない。だから女子校部活まんが全盛で、コーチも女。「ガルパン」もそうだった。
でも「いろはさん」みたいに「棚ぼた的にやってきた美女が、自分ラブ絶対」というパターンは確実にある。作品内でも言及していたが、民話の「〇〇女房」がそれ。オタク攻略のポイントは「それ」かも。
ああ、思い出した。「羽根物」と呼んでたっけ。ファンタジー系ラブコメの「鉄板」だった。天から降ってくるわけよ、女の子が。シータ的に。「うる星」のラムちゃんとか、「女神さま」とか。「とある」のインデックスも「つかみ」はそれだった。で、否応なしに主人公の人生に決定的に介入して、「ナンバーテン」から「ナンバーワン」、つうか「オンリーワン」に革命しちゃう。
「ワンピース」の先生を攻略した女優みたいに、オタクが夢想するヒロインを偽装する、というのは「あり」だな。別世界から降臨して、現世の女とは異なる価値観を持っていて、それに当該オタクがピンポでドンピシャ、というパターン。