三鷹食堂日記帖

飯食い酒飲み自転車をこぐおやぢの日常。MT車大好き。

未知子の場合

 女として思うのは、男にとって「獲物」と思われたら「それまで」。「トロフィー・ワイフ」なんて言葉があるけど、そんなワイフをゲットした男が「トロフィーが1個あればそれで一生満足」なんて思うわけないじゃんよ。こっちはどんどん年取るし、若い女は次々に登場するし、勝ち目ないわけよ。

「獲物」じゃなくて「パートナー」にならなきゃ。それも対等の。稼ぎは山分け。「戦友」になれれば最高。逆に裏切るようなら、こちらも裏切り返す。いつでも別れる用意はあるし、財産の半分はあたしのもの。その緊張感があれば、いつまでもうまくやっていける。

「純愛脳」でのしていける背景には、若い女特有のエロス資産がある。んなもん無くなるのはあっという間。35歳過ぎたら、まともな男が相手してくれるわけがない。それに代わる資産を形成してこそ「純愛」可能なわけさね。

 同時に重要なのが「信用」。ホストなんざ信用ゼロ。お目当てはあたしの金だけ。医学部の同級生で、留年しまくってギリチョンで国試受かって、今は大学病院で年季奉公やらされてる田中君なら、あたしのパートナー資格十分。飲みに誘って、とりあえず一発、いえ、何発かやって、30娘のデキ婚狙うってのも「あり」だよね。いくら「あたし失敗しないので」でも、こんだけ手術立て込んで忙しいと、そのうち自分の指だか顔だかメスで切っちゃいそうだし。「新婚旅行」「産休」「育休」で、3年ぐらい休んでもバチはあたらんでしょ。30歳にして預金3億で、何遣っていいか分からん馬鹿娘なんだからさー。

 …という「D門未知子」さん(観てない)ならばいいわけだ。それ以外にも、若くして稼げる「手に職」はいろいろあるだろ。スポーツ選手とか芸能人とか、若さが条件というのはダメ。プラチナ資格であり、技術次第でバリバリ稼げる…弁護士とか、公認会計士とか。モノホンの才能があるなら、棋士とか、作家、まんが家、その他アーティストもあり。

 もっと地味な「手に職」もある。試験でなれる「公務員」もそう。「教師」も。両者の結婚となりゃ「鉄板」じゃんよ。