三鷹食堂日記帖

飯食い酒飲み自転車をこぐおやぢの日常。MT車大好き。

WinWin戦略を考える

「乱交脳/純愛脳」仮説により、男女の身も蓋もない「本音」が明らかになった。そこでこそ、どうすれば皆がハッピーになれるか、WinWin戦略を考えるべし。

「乱交脳」の問題点はとうの昔に分かっていること。極端な例として、王様が国中の若い娘をハーレムに囲い込んで、一発やっては翌朝に殺した…は「千夜一夜物語」か。それは「お話」として、妊娠したら臣下に払い下げて、産まれたこどもを育てさせた、なんてのは可能性としてありそうに思う。結果として、自分のDNAを最大限広めることができる。でも、その王国は滅び、王と王子は皆殺しになり、王女は奴隷に売られたのだろう、と想像がつく。おそらくは臣下の反乱か外患誘致によって。

 で、アルファ男であっても、女を独占できない。ベータ以下にちゃんと配分しなきゃいけない、ちうところで社会的必要に沿って生まれたのが、一夫一婦のモノガミー。ポリガミーであってもイスラムのように「妻4人まで」と数量制限が課せられる。

 それが世界の大勢であるということは、「落としどころ」であるということ。その規範から逸脱する「乱交脳」は、それなりの代償を払わされることになる。逆に言えば、代償を払えばオケーということでもある。

 それを崩すのが女性の社会進出と経済的自立なんだな。かつては「姫」か「娼婦」にしかできなかったこと。今は「フェミ」なんて恐ろしい存在も幅を利かせつつある。

 今後解決すべきは「純愛脳」の弊害。アルファ男をゲットせんと女同士で闘争するのは勝手にやってちょとして、中学高校の「非モテ男」。社会に出てからの「年収100万男」を、これ以上迫害しないでほしい。

 男はバカだが、30過ぎて少しは分別がつくようになれば、「純愛脳」全開の女にはドン引きだろうし、「淫乱女」が次々に押し寄せてくるのを夢想するほどは、バカではなかろう。(例外は確実にいるだろうが)

「100万男vs1億男」問題を再考するに、自分が女だとして、「1億女」だったら、どっちを選ぶも勝手なわけだ。でも実際は「100万女」か、それ以下だから、20代の今しか持ち得ない「エロス資産」を有効活用すべく「純愛脳」が発動する。

 これまたエウレカ。男は金と権力を持てば持つだけ「乱交脳」が発動して「群れなす淫乱女」を求め、女は貧困に沈むだけ「純愛脳」が活性化して「王子様のオンリーワン」を夢想する。

 てことは、一夫一婦のモノガミーにおいては、それなりの教育を受けた「そこそこ」同士なら、互いに分をわきまえ、相手を尊重して、うまくやっていけるのではなかろうか。例えばGマーチの同級生か、せいぜい4つ違いの先輩後輩カポー。

 財産や収入レベル、それに教育や教養に大差があると、たとえ相思相愛で結婚しても、長期間に渡って良好な夫婦関係を維持するのは難しいのではないかと思う。

 ならば「格差社会の解消」が、この問題を解決する必要条件の一つではなかろうか、と、やや無理くりにPC的にまとめてみる(笑)