武漢肺炎に対して「ノーガード戦法」で挑んでいる、この2国の動向については、注目したいところ。
ブラジルはボルソナロ大統領が指導力を最大化しているようだ。累計死者数が5000人を超えても、後へは引かない。
ボルソナロ氏は首都ブラジリアの公邸前で、記者団から死者数が中国を上回ったことを指摘され、「私の名(ミドルネーム)はメシアス(救世主)だが、奇跡は起こせない」と返答。「悲しい状況だ。多くは高齢者だが、愛する者を失った家族に同情する。でもこれが人生、あすはわが身だ」と続けた。
(時事通信)
とのこと。ブラジルの人口は2億人なので、数十万人の死者が予想されるのだが、どうなるのかね?
他方、スウェーデンは、
スウェーデンでは23日時点、感染者が約1万6000人なのに対し、死者は2000人近くに上る。厳格な外出規制を実施している隣国フィンランドやデンマークなどと比べ高い致死率で、封鎖しないことによるリスク増に対する懸念も強い。
(時事通信)
とのこと。
武漢肺炎とは直接関係ないのだが、たまたま「エッテクルッバ」(一族のこん棒)なるスウェーデン語を知って、かの国と「敬老」を国是とする我が国との根本的な相違について考えているところ。
北欧諸国が高負担高支給の福祉国家でありながら、老人自殺率の高さが言われていたのは前から知ってたが、その背景にこんなおぞましい「過去」があったとは。