三鷹食堂日記帖

飯食い酒飲み自転車をこぐおやぢの日常。MT車大好き。

内田樹も残念

 ロングインタビュー「コロナ後の世界」(「月刊日本」掲載とか)を読んでみた。

 共産党独裁中国の武漢肺炎対策が有効だったことから「新コロウイルスが民主主義を殺すかもしれない」「国際社会における米中のプレゼンスが逆転する」と、ここまではそれなりに刺激的でおもしろいのだが、そっから先は「アベガー」一辺倒。

「日本はパンデミック対応にはっきり失敗した」「安倍が無能だったからだ」と決めつけ、武漢肺炎終息後、自民党は「コロナ対応が失敗したのは憲法のせいだ」と改憲すんだとさ。ここまで短絡すると「ネジが1本2本飛んでる」としか思えん。

「少なくとも市民の7%くらいが「大人」でないと、民主主義システムは回らない」というが、内田自身も含めて、共産党から立民、民民、社民の「反日野党」が、その「大人」だとはとても思えないのが、論の最大の弱点。

 昔は「珍しく説得力のある左翼」と、好意的に評価していたが、これ読んだ限りじゃ、馬鹿な「団塊アベガー」でしかない。ここまで劣化したかと思うと残念。

http://blog.tatsuru.com/2020/04/22_1114.html