三鷹食堂日記帖

飯食い酒飲み自転車をこぐおやぢの日常。MT車大好き。

香港に就いて

 事実を記しておく。香港の「民主の女神」周庭(アグネス・チョウ)が逮捕され、後ろ手でひっくくられて連行される映像が流れて、その翌日の香港相場はハンセン+2.11%、レッドチップ+1.82%。要するに、民主派弾圧による、香港のなし崩し的「本土化」を当の香港は好感しているということ。この事実を無視しての方策は「空中楼閣」の実例となるだろう。

 そもそもこんな小娘を「女神」と持ち上げて、お神輿にしてるような「民主派」が、どんだけリアルなのか大いに疑問。女神が「転向」すれば、運動自体崩壊するわけでしょう。「転向」の程度次第で、林鄭月娥行政長官の後釜に据えるくらいのことも考えていると思う。それが中国共産党=中共お得意のやり口。そこまでのシナリオを了解していたから、周庭はエゲレスに逃げたりせず、香港に残っていた、との推察も可能だろう。

 あえて「まどマギ」的にこじつければ、魔法少女アグネスが絶望して魔女になったとして、アグネスを神輿にしてた「民主派」はどうすんだよ?ということ。

 さらに「そもそも論」で言うならば98年の「香港返還」それ自体が「悪手」だったんだ。新界は99年の租借期限切れで返還するが、永久割譲の香港島は現状維持、九龍も同様とか、やりようはいくらでもあっただろうに。

「香港返還」がなされた以上、中共に限らず、支那パンピーにおいても「香港本土化」は当然。「民主派」は欧米の植民地主義の残滓であり、排除が正解なのだろう。故に株価は上昇する、と。

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