三鷹食堂日記帖

飯食い酒飲み自転車をこぐおやぢの日常。MT車大好き。

自嘲半分以上であるが

 昔が良かったなんて嘘っぱちで、戦時中はもちろん、戦後もずっとひどい時代だった。現在日本のほうが、ほとんどあらゆる部分でマシ。

 唯一ダメなのが、少子高齢。いや、高齢は何とかなるんだ。60歳でリタイアして悠々自適なんて夢を追わずに、生涯現役を追求すればよろしい。言い方を変えれば、死ぬまで働くのだ。他ならぬ自分もそう。会社奉公も賃労働も金輪際ごめんだが、投資家としては死ぬまで現役で、最後の最後まであがき続ける。バフェットにならって。

 でも少子はどうにもこうにも対処のしようがない。解決策としては、移民受け入れなどいくつかあろうが、どれも無理筋。この先日本の人口はどんどん減って、経済もより一層シュリンクしていくだろう。

 年寄りにとっては、それがいい。自嘲半分以上であるが。なまじ経済が成長してインフレになれば、年金も貯金も目減りするからな。日本で安く暮らして、資産は海外に投資し運用するというのが最適解。そんで早めに死ぬが吉であろう、とさらに自嘲しとく。

 スペインはどうなのかね。2018年の経済成長率ランキングで、世界一がリビアの17.9%。以下、目立つところを拾っていくと、4位がアイルランドで8.3%。12位ベトナム7.1%。23位支那6.6%。96位シンガポール3.1%。104位アメリカ2.9%。113位韓国2.7%。116位台湾2.6%。121位スペイン2.6%。170位日本0.8%。日本は論外として、スペインは韓国台湾並みか。上々じゃないかい?

 つらつら考えるに、会社奉公や賃労働は日本国内でしかやりようがない。日本はデフレでゼロ成長で物価も給料も頭打ちで、つまり働いても苦労の割に金にならない。投資家であれば、海外投資で稼げる。海外への投資は、昔とは比べものにならないほど手軽に低コストで行えるのが有り難い。自分にとっては幸運と言えよう。